◆韓国から直行便(3) 美女の忘れ物?
 6月中旬、毎日のように宮古島に韓国人の観光客がやって来た。
今回は3人の女性(20代前半、大学生風、うちの息子と同じ年代?)で、そのうち;
・Aさんは、高身長・整った顔立ち・ノーメイク。
・Bさんは、中肉中背・ベビーフェース・やや濃ゆいメイク。
・Cさんは、痩せ型中背・超作り込まれた目と鼻・かなり濃ゆいメイク。

 つまりAIで描いた人造美女のような顔立ちだった。
 

Aさんは英語もかなり分かるので、順調に貸出の手続きが完了した。

当日、同僚のSさん(日本人、男、28歳、熊本出身、自称ギャンブル依存症)はお休みだったので翌日Sさんに伝えておいた;
Sさん 「えー、そうなんですかー! 会ってみたかったなー!!」

俺 「でも、あなたはお休みだったでしょ」

Sさん 「いやー、呼んでくれれば、すぐに駆けつけますよ!」

俺 「なるほど・・・」
(Sさんは、彼女いない歴28年。実際には美女の前では緊張してどもってしまい、会話できない。ハハ)
(詳細はブログ「あこがれの離島生活(34) 金髪美女登場」を参照下さい!)


3日後、美女3人が予定より20分遅れで返却に来たので、急いで送迎車に荷物を乗せ換えて空港へ送迎した。約3分で空港に着く間に
「ソウルオリンピックの年に、俺が韓国最大の鉄鋼会社POSCOの第2工場(@全羅南道光陽)という場所で
 

現場監督として半年間駐在した」話をして、車内は大いに盛り上がった。ハハハ。(この日もSさんはお休みだった)

オフィスに戻って、返却車両の片付けをしていたら、助手席のドリンクホルダー(黒色)の中に高そうな女性用サングラス(黒色)が置き忘れてあった。
国内の客であれば着払いの宅急便で送付するのだが、海外の客はそう簡単には行かない。しかたないので、俺は返却作業を中断しすぐに空港へ移動した。

空港に到着しビル内へ駆け込み、国際線チェックインカウンターを見渡したら、丁度3人組が荷物を預けていたので、間に合ったようだ。俺はカウンター出口付近で腕組みをして待っていた。
3人がチケットを受け取り、雑談しながらこちらに向かって歩いて来て、最初に俺に気づいたAさんが口に手をあてて驚いていた。

 
 

俺が胸ポケットからサングラスを取り出すと、Bさんが
「オー! アリガトゴザイマスー!」
と大きな声で言いながら駆け寄って来た。そのままハグしそうな勢いだった。ハハ。
周囲の乗客が一斉にこちらに振り返って注目されそうになったので、俺はBさんにサングラスを渡して「気を付けてね!」と伝え、軽く握手してから駆け足で空港ビルから飛び出し、駐車場へ戻った。


翌日、Sさんが出社してきたので、「話を盛って」伝えておいた;

俺 「昨日あの美女3人組を空港へ送迎しました」

Sさん 「そうなんですか。結局会えなかった、悔しいー!」

俺 「一旦オフィスに戻ってから忘れ物を見つけたので又空港まで届けに行きました。
  そこで例の人造美女Cさんがとても感謝していたようで、思いっきりハグされましたよ」

Sさん 「えー!! いいですねー!!!」

俺 「周囲に他の乗客がいっぱいいたので、超困りましたが」

Sさん 「俺もあんな美女にハグされたいですー」 

俺 「じゃあ、次に韓国から美女が来たら、Sさんに交代しますよ」

Sさん 「いいんですか! ありがとうございます!!
  忘れ物があったら、敢えてその場では言わず、再度空港に届けたらいいんですよね」 (真剣に考えていた)

俺 「なるほど、知能犯ですね」

Sさん 「楽勝ですよー!!」 (どや顔してた)

俺 「いいんじゃないですか。頑張ってみて下さい!ハハハ」
(Z世代の若者はアニメのような人造美女が好きみたいだ。
 俺はパス!)


その後、俺が1週間不在の間、韓国からの旅行者はカップルばかりで、Sさんの願望はまだ満たされていない、ようだ。ハハハ。



◆離島で網戸!
俺は元来犬派なのだが、離島では近所の猫たちと仲良くする事になった。

最近、仔猫たちも増えて、俺も忘れがちなので続柄をまとめてみた。
 
 

さて、俺の借りている古民家には網戸が無い。
去年の夏、なんとか網戸を追加したいと考えたが、アルミサッシの枠に網戸用のレールが無いので、追加できなかった。
夏の夜、窓を開けたままで寝ると大量の蚊が侵入して来て、かゆくて眠れない。ハハ。
仕方ないので、窓は閉めたままにしてエアコンをつけて寝ていた。


5月初旬、今年はなんとか自然の風で寝たいと考え、ネットで色々な方法を検索した。そしてAmazonでレール無しでも、枠に貼り付けて使うタイプの網戸(正確には戸の部分がなく、網だけ)を見つけ、すぐに購入してみた。
 

荷物が届いてすぐ、ベランダに出てアルミサッシ枠の汚れを落としたり色々と工夫しながら網をアルミサッシ枠に貼り付けた。念の為その上から強力ガムテープを貼り補強してみた。
 
 

網を貼った後は窓から寝室には入れないので、ベランダを伝い隣のキッチンの窓から室内に戻り、なんとか完成した。

夕方、早速窓を開けて海風を取り込んでいたら、すぐにいたずら好きの仔猫がやってきた。第2グループ(2023年10月生、黒ミケの子供たち)の茶トラ3だった。
 

最近、甘えんぼになった茶トラ3はベランダからやってきて、俺になででもらうために部屋に入ろうとしていたが、網に阻まれて中にはいれない。
 

茶トラ3はそれを不思議に思い何度か網に体当たりしていた。
 

このまま続けられると、折角苦労して貼り付けた網がゆるんでダメになってしまうので、茶トラ3には悪いが窓を閉めて「侵入拒否」の意思を示した。
茶トラ3は暫く窓の外で鳴いていたが、諦めて出かけて行った。
これで、「昼間は窓を開けられない」状況に気づいた。


6月下旬、梅雨も終わった頃、夜に窓を開けて寝てみた。
宮古島では日中の最高気温は32~33℃になるが、夜は27℃程度まで下がり海風が気持ちいいので、エアコン無しでも充分快眠できるはずだ。

夜中の3時過ぎ、ガサガサと音が聞こえ目が覚めたら、網の向こう側に茶トラ1(2023年5月生、白ミケの子供)が来て、布団で寝ている俺を見下ろしていた。
更に爪で網を引っ搔いていた。
「おいおい、折角張った網を破らないでくれよー」
仕方ないので、窓とカーテンを閉めて、気配を殺して茶トラ1が行き過ぎるまで待った。

おいおい、結局「夜も窓を開けて眠れない」のかよー!
まあ、離島の仔猫は夜行性だから仕方ないか・・・。

それ以降、毎夜俺は「窓は全開にして外気を取込む」が、「遮光カーテンは閉めて」仔猫たちを防御して寝る事にした。

しかし、外気がカーテンの下から入ってくるのみで、室内が暑いので、

結局エアコンも付けて眠っている。ハハハ。