◆離島で初の長期停電!
    4月25日、宮古島に来て初めて長時間停電した。
朝6時、蒸し暑くて目覚めたら、扇風機が止まっていた。窓から海が見えたので、部屋の電気は点けずに扇風機のコントローラで電源ONをしてみたがファンが回らない。
変だなと思いスマホで調べてみたら、AM3時から宮古島市全域で停電しているのが分かった。

今迄の1年間で「落雷のあった直後に数分間の停電」は数回あったが、3時間以上も続く停電は初めてだ。しかも、昨夜は雨も落雷もなかった。
これは「電力会社施設の異常」っぽいから長引きそうだなと思い、
なるべく冷蔵庫は空けず、内部の温度が上昇するのを回避する事にした。

9:30、オフィスのある下地島のCホテルに到着したら、ホテルも停電していて、ロビーにはシェフのAさん(男、宮古島出身、調理師、気さくな性格、顔が濃い)がTVの前で待機していた。

俺 「ここも停電ですか?」

Aさん 「まだだね」

俺 「このホテルは下地島空港と同じ主要幹線電線が通っていると聞いたので、もしかしたらイケるかなと期待していたんですが」

Aさん 「ダメさー」

俺 「フライトは止まるんですか?」

Aさん 「下地島空港は、非常用電源で通常通り運行するみたいさー」

俺 「なるほど、それならばレンタカーの仕事はあるなー。ハハハ」
仕事をサボる機会は無いようだ。

Aさん 「これ、具の無い塩むすびだけど、よかった食べて」
大きめのおにぎりを4つもらった。
 

俺 「ありがとうございます」

仕方ないので、午後に貸出し予定の車両を洗車しようかと考えたが、電気が無いと掃除機が使えないから車内の掃除ができない。
 
それに高圧洗浄機も使えないから車外の掃除もできないー!!!
 

11時、ランチの心配をする必要が有る事を思い出した!!
俺 「Sさん、ランチはどうするんですか?」

Sさん 「通常ならば、ホテル併設のレストランで食べれますが、本日は停電なので閉店みたいですね」 
シェフのAさんもそう言っていた。

俺 「そうだよね」

Sさん 「近所(バイクで3分)の定食屋さんも停電でお休みみたいですよ」
彼はスマホでササっと検索が早い。

俺 「そうだろうなー」

Sさん 「コンビニ弁当も有りですが、来る途中コンビニの電気は点いてませんでしたね」
彼も一応気にはしていたようだ。

俺 「やはり」

Sさん 「まあ、僕は塩おにぎりだけでも我慢できますので」

俺 「そうですか。普段脂肪を蓄えておいてよかったですね。
私はやはり弁当を食べたいですね。
  そうだ、近所のH弁当屋(バイクで5分)に聞いてみよう」

電話してみたら、なんとH弁当屋は営業していて、弁当もまだ注文できるそうなので、カツカレーを1つ頼んで店までバイクで取りに行った。
これで停電でもなんとか食い物にありつけそうだ。


11:30、弁当を買ってCホテルに戻った時、電気が復活した。やったー!!
その後判明したが、原因はやはり「設備関係の故障」だったようだ。
 

なんとか獲得したカツカレー弁当でランチを済ませた後、
 

俺はインフルエンザで体調が良く無いので、半休を取って帰宅した。


この後2週間、微熱と喉痛で苦しむ事になるとは予想もしなかった。やれやれだぜ。



◆仔猫の逆襲で大けが?
 俺は元来犬派なのだが、離島では近所の猫たちと仲良くする事になった。

最近、仔猫たちも増えて、俺も忘れがちなので続柄をまとめてみた。
 

マンゴー農園のY社長からの再度の要望で、俺は第3グループのミケ4

を養女に出す事にした。
(詳細はブログ「あこがれの離島生活 (58) 離島でエアコンが壊れた!」 を参照下さい)

5月8日朝、俺はペットキャリーを持ってまゆげのなわばりまでエサをやりにでかけ、集まってきた4匹の仔猫たちの中からミケ4をそっと抱きあげた。
 

一番小柄なミケ4は意外にも激しく抵抗し、俺の両手を鋭い爪でかきむしってくれた。
それでもめげずにミケ4をペットキャリーに入れようとしたら、両手に本気で噛みついてきたので、余りの痛さに放してしまった。
この時「猫は肉食の猛獣なんだ!」と改めて認識した。ハハ。

ミケ4はダッシュで逃げ去り、ミケ4の叫び声に驚いて他の3匹も散らばって行った。
俺は両手から出血がひどいので、とりあえず自宅に戻り手当する事にした。
 

 

前夜、小トラに鼻も引っかかれたので、


傷だらけだ。ハハ。
左手の噛まれた部位には直径3mm位の穴が空いて、血が止まらない状態だった。水道で丁寧に汚れを落とし、ドラッグストアで買った「ハイドロ コロイド」と言う新型バンドエイドを貼っておいた。


その日、マンゴー農園に手伝いに行き、Yさんに「仔猫を捕獲し損ねて、血だらけになった」顛末を報告したら、大笑いされた。

その後も毎朝、俺は出勤時にまゆげの縄張りまで出かけ、第3グループの仔猫たちにエサをあげ続けた。
いつものように舌打ちすると八ワレ3と黒3とマロン1は駆けつけて来て一生懸命にエサを食べるが、


ミケ4は遠巻きに見ているだけで、来て食べる事は無くなった。
驚かしてしまったようで、ごめん!


1週間後、右手のキズは完治したが、一番深く噛まれた左手のキズは一時化膿してしまい、まだ治っていない。


そして、気性の荒いミケ4は多分Yさんにもなつかないと思われるので、養女に出すのは諦めた。


離島猫の縁組み、なかなかうまくいかないなー。ハハ。