◆Sさんと根競べ?
 会社の同僚Sさん(男、熊本出身、28歳、サボリ癖、遅刻癖、ギャンブル依存性)は色々問題がある。(詳細はブログ「あこがれの離島生活(54) Sさんとかくしょ!」 参照下さい)

最近Sさんは俺が「仕事で指示した事」をやらない。
<例>
・あの作業は終わりましたか?と聞くと、すぐに「忘れました」と言う。
・覚えられないのならば、紙に書いて下さいと指摘したが、全然書こうとしない。
・対策として「やることリスト」のフォームを作成して、
 
書き方も教えてあげたが、その後全然活用しようとしない。

仕方ないのでSさんが入社時に使用していた「メモ帳」に書く事を進めた。
 

Sさんは口では「はい、分かりました」と言うのだが、
翌朝メモ帳を持って来ましたか?と聞いたら、
「メモ帳を持ってくるのを忘れました」と言う。
仕方ないので、電話用の「メモ用紙」に「メモ帳を持ってくる」と書かせた。
 

翌日もSさんはメモ帳を持ってくるのを忘れた。
俺 「いい加減にしなさいよ。
  俺はあなたを管理したくない。
  自分の仕事は自分で管理して下さい」
 

Sさん 「はい、分かりました」 いつも返事だけはする。

それから半日間無視して放置した。

2日目もSさんはまたメモ帳を持ってくるのを忘れた。
俺 「あのねー、

    指示された作業を忘れない為に記録する事にしたのに、
その記録するメモ帳を持ってくるのを忘れた?

メモ帳を持って来るのを忘れ無い為に、メモ用紙に書く?
まるで落語ですね。
 

自分で自分を管理できないのならば、私にあなたを管理して欲しいのですか?
30分単位で仕事を指示して、5分単位で確認を入れて欲しいですか?」
 

Sさん 「いいえ、そんなに厳しく管理されても、ついていけませんです」

俺 「じゃあ、どうしたいのですか?」

Sさん 「考えさせて下さい。今から昼休みなので、13:15まで休憩室で時間を下さい」

俺 「分かりました」 納得させないで、強制してもどうせ守れないしな。やれやれ。

13:20になってもSさんは来なかった。
仕方ないので電話したら、休憩室で爆睡していたようだ。やれやれだぜ。
 

3日目、その日は朝から雨だった。貸出用車両を3台洗車しないといけないので、詳細天気予報のアプリで調べてみた。


俺 「天気予報によると、16時から雨があがるようなので、16時から洗車を始めましょう。いいですか?」

Sさん 「了解しました。じゃあ、それまで休憩室にいます」

16時になってもSさんは休憩室から出てこなかった。
ちょうど雨が止み始め、先に俺が洗車の準備を始めたが、16:10になってもSさんが来ないので、仕方なしに電話したら、Sさんはまた爆睡していた。
 

俺 「16時から洗車をする事で合意しましたよね?」

Sさん 「いやー、雨が都合よく止むとは思えなかったので、
  少しくらい遅れてもいいかなーと思って・・・」 どんどん言い訳のレベルがひどくなって来る。

仕方ないので、久しぶりにおおきな声でSさんを𠮟った。うちのオフィスはCホテルロビーの一角を借りている。 

その時たまたまホテルのI支配人が近くにいて、逆に俺が注意された。

I支配人 「今はお客様が居ませんが、大きな声で話すと、お客様へ迷惑になるので、休憩室でやって下さい」

俺 「そうですよね。すみませんでした。休憩室で話します。
  Sさん行きますよ」

I支配人   「Sさんも時間は守った方がいいですよー、ハハハ」


Sさん   「・・・」


その後休憩室で約1.5時間、Sさんと色々な角度で話をした。
つまり、怒ったり・なだめたり・すかしたりして、漸く合意点が見つかった。
 

俺 「あなたはアルバイトでは無くて正社員なんだから、やると合意した事はいちいち確認されなくても必ずやって下さい。
  代わりに、他の時にあなたが長く休憩していてもそれは見なかった事にしているでしょ!」

Sさん 「なるほど、つまり忙しい時に「予定通りに」仕事をこなせば、

  暇な時には力を抜いてもいいという事ですね」

俺 「まあ、その理解で大きな間違いではありませんね・・・」 

 自分の都合のよい部分だけ理解しているようだなー。

Sさん 「分かりました。それならば腹落ちしました。
  これからはやるときはちゃんと仕事をします。大丈夫です!」
 

俺 「そうですね。一日中だらだらとせずに、オンとオフをつけて仕事をして下さい」

離島でZ世代の若者に指導かー、やれやれだぜ!



◆さくらねこ不妊手術(5)
4月2日、3回目の不妊手術当日。

いつものようにドアーを開けた。
第1候補の「黒ミケ(第2グループの母猫、まゆげの次女、白ミケの妹、23年3月に俺に最初にエサをねだりに来た猫。対人関係が得意?)」は何故か来てない!
 

他の仔猫達にエサをやりながら10分位待ってみたが結局黒ミケは現れなかった。
「今日は捕獲ができませんでした」と伝えたら

「それみた事か!今後は必ず前夜に捕獲しろ」とTNR部に言われそうだ。やれやれだぜ!

仕方ないので、ペットキャリーを担いで自分で黒ミケを探しに行く事にした。
自宅から階段を登り50m位進んだ所に「まゆげ(白ミケと黒ミケの母猫。第0グループ4匹や第3グループ4匹の母親)の縄張り」がある。
ここ2ヶ月俺はまゆげを全く見かけないので、多分虹の橋を渡ったのだろう。
 
高齢出産で身体への負担がキツかったみたいだしな・・・。

最近この辺りで黒ミケを見かけたことがある。
いつものように、俺が舌打ちの合図をしたら、路地から仔猫達が飛び出してきた。
一番最初に出て来たのは何と数カ月間の失踪から先週再登場した「白ミケ(第1グループ4匹の母猫、まゆげの長女、黒ミケの姉)」だった。


白ミケは先週見た時には妊娠しているようでお腹がパンパンだったが、今日はお腹の皮が伸び切って乳首だけが露出していた。多分既に出産が終わったようだ。


その次に第2候補の「八ワレ3(第0グループ、雌、小トラの妹)」がやって来た。


八ワレ3もやはり妊娠しているようで、栄養不足で小柄なのにお腹だけが膨れていた。

ここで最初に出て来た白ミケを見た時に、この母猫をTNRに選んで出産の輪廻:
「成熟→ 発情→ 交尾・妊娠→ 出産・子育て・エサ探し→ 疲労・ガリガリ→ 子猫餓死→ 子離れ→
栄養補給→ 発情→ 交尾・出産→ 出産・子育て・エサ探し→ 疲労・ガリガリ→ 子猫餓死→ 子離れ→」
から解放してあげたいなーと思った。
しかしその場合、出産直後に手術をして白ミケのホルモンバランスが崩れて「母乳が出なくなったりしたら」既に産まれているであろう乳児たちは餓死する事になるから、それは避けたいなー。

少し悩んだが、今回は八ワレ3を「出産の輪廻」から解放してあげる事に決めた。
一心にエサを食べている八ワレ3をそっと抱き上げてペットキャリーに収納し、自宅に戻った。


その時、何故か白ミケが一緒に自宅までついて来て、「ミャー」と何かを訴えている。

 

「?? もしかして、彼女は自分を不妊手術して欲しいと訴えているのだろうか??
  でも、もし母乳が出なくなったら、仔猫たちは餓死だしなー・・・」

トイレに入ってじっくり考えてみて、戻ったら白ミケはいなくなっていた。
「迷ったけど。じゃあ、八ワレ3で決定しよう!」


今回は、早目に車で宮古島へ移動し、八ワレ3をねこハピハウスの指定キャリーに入替えて、指定場所に設置し、もう一度自宅に戻った。

午後に「整体→食材買い出し→図書館で本を借りて」手術が終わるのを待っていた。


15:30になっても手術終了の電話が来ないので、先にねこハピハウスに行ってみたら、まだ移動病院の車両が停泊し、手術を実施しているようだ。


隣で15分待って、手術終了した八ワレ3を受取り、車で自宅に戻った。

俺 「良かったな、これで君は出産の輪廻から解放されたんやでー」

八ワレ3 「??。・・・」 何も反応はなかった。


自宅について、先ず八ワレ3にエサをあげた。朝から殆ど食べていなかったので、一心不乱に食事していた。
 

他の仔猫たちが集まってきたので、縄張り外である八ワレ3は周囲が気になって、早々に俺の家から出て行った。

これで3匹の仔猫を出産の輪廻から救う事ができたのだが、
白ミケと黒ミケがまた出産しようとしているので、なかなか地域猫が減りそうにない!!
2カ月位して、乳児たちが離乳する頃に、この2匹の母猫を手術してあげれればいいのだが。

離島猫たちを「出産の輪廻」から解放?
まだまだ、時間がかかりそうだ。