◆ビギナーズ・ラック!
 3月12日夜、俺は離島に来て初めて麻雀をした。京都にいた頃も2020年以降はコロナの関係で人が集まる麻雀はできなかったので、約5年ぶりかもしれない。

●メンバー
 ・言い出しっぺのFさんは、広島出身、40代前半、男、バツ2。飲食関係で成功し資金を手にしたが2年前石垣島に隠遁。今年近所にレンタカー会社を立上げた。麻雀歴20数年。

・もう一人のSさんは、沖縄本島出身、20代後半、男、自動車整備士、未婚。宮古島の中堅レンタカー会社に勤務。麻雀アプリで遊んだ事があるが実戦麻雀は今回がデビュー戦だ。

・俺の麻雀歴は計50年位だ。中学1年生の時親父に教えてもらい、以来中高大と同級生たちと麻雀を続けていた。卒業後、東京で就職して職場の先輩や同僚と週1回は麻雀をしていた。2010年(俺は当時50歳)に上海で大学に留学した時も20代の欧州人留学生達に麻雀を教えたり、日本人留学生達ともよく麻雀をしていた。


●ビギナーズ・ラック
第1回目、初心者のSさんが早いリーチを宣言した。
俺はセオリー通り「スジ読み」で安全牌を切ったが、初心者の「しゃんぽん待ち」の為、あえなくロン(負け)。
 

それが3回続き、俺は持ち点が無くなり、ドボン(持ち点ゼロ)して終了。
なんと初心者のSさんがトップ!
これぞビギナーズラック??

●中盤
第2回目は俺がトップ、第3回目はFさんがトップを獲得し、勝敗は振り出しに戻った。
その中で、Sさんはマイペースで麻雀の勘を蓄えていたようだ。

10時過ぎに、VIPルームの他の客(70代の老人3人組)が帰り、店員Bさん(40代、男性、宮古島出身)が我々の方にやって来た。
Bさん 「暇になったので、後ろで見てもいいですか?」

Fさん 「見てもいいけど、Sさんは本日デビュー戦なので、後ろでコーチしてあげてよ」

俺 「それはいいかもですね」

Sさん 「勝負しているのに、そんな事してもいいんですか?」 恐縮していた。

Fさん 「どんどん勉強してよ!」

Bさん 「じゃあ、お言葉に甘えて」

その後、BさんがSさんの後ろに座り、無言で指差しながら的確にアドバイスをしてあげていた。


●脅威のダブロン
第4回目、出だしで好調そうなFさんが、中盤でリーチ宣言! しかし、なかなかあがれない。
その間、怖いもの知らずのSさんが2回ポンをして、着々と手を進めていた。そして俺は静かに自分の手を進めていた。
終盤でSさんが「中」をツモって、無造作に捨てた。
 
それを見て、親のSさんが「ロン!」と叫んだ! 俺も1呼吸遅れて小声で「ロンです」と言った。
つまりダブルで当たったので「ダブロン」だ。ダブロンが発生する確率は約1%ととても珍しい!
 

Sさんの上がり役は、
「小三元+混一色+ドラ2」で親の倍満=24,000点
 
初心者のSさんがこれだけの役で上がれるなんて、すごい! 
しかも親なので、1.5倍獲得だ。これもビギナーズ・ラックのなせる業かも!!

俺の上がり役は、
「国士無双」で役満=32,000点。役満とは通常のマンガンの4倍で、なかなかできない形だ。
 

俺は役満としては「四暗刻」を上がる事が多いが、「国士無双」は余り多くなく、多分10年ぶり位だ。
一般的に、国士無双であがれる確率は0.04%らしい。
 

Sさん 「おおー、これが役満ですかー! 写真とってもいいですか??」 興奮しておられたようだ。

俺 「いいですよ。どうぞ」

Fさん 「おいおい、東1局でドボンかよー!!」  
通常6~8回やるべきところが、最初の1回でFさんの持ち点が無くなってしまったので、終了だ。
それにしても、このダブロンはすさまじい破壊力だった。


●奇跡の大逆転
 俺ならば、役満とダブロンをくらってドボンした後は、ツキに見放されてダメダメになるかもしれない。
しかし、第5回目、Fさんが気を取り直して超頑張り、トップを取った。すごい精神力だと思う!

第6回目、更にFさんが追い込んで、連続トップをゲット。拍手!!
ここで12時を超えたので時間切れ、終了!

●結果
Fさん=+50点
Sさん=- 60点
俺  =+10点
となったが、俺はFさんから役満祝儀もらったぜ!!



◆犯人は誰だ2??
 3月中旬の朝、いつものように仔猫たちが来たので朝食を与えた。
俺がキッチンで自分の朝飯(バナナ、リンゴ、オレンジ)を食べた後に、寝室で少し仮眠してキッチンに戻ったら、床に2ヶ所ゲロがあった。
 

「おいおい、誰がこれをやったー??」 俺が聞いても勿論仔猫達は返事しない。
出勤前で時間が無いので俺も掃除する気力がない!
よく見たらキッチンテーブルの下にもう一ヶ所ゲロがあった。
 

更にその奥に「どこかでみた事があるような物体」があった。
 

「んー、これは、もしかして、
またネズミかー!!
おい、誰だー!!」 俺はわざと大きな声で叫んだ。
八ワレ2は俺の声に驚いてこっちを見ていたが、八ワレ1は気付かずに寝ていた。
 

或いは、「気づかないふり」をしていたのかも??
前回の事件からすると、こいつ(八われ1)が犯人と思われるが、証拠がない。
(詳細はブログ:離島生活(43) 離島でタイヤがパンクした、 参照下さい)
しかたないので、割りばしでネズミの死体をとって、生ごみボックスの中に捨てた。

最近読んだ猫の本によると、「猫の知能は人間の2~3歳児程度」だそうだ。
そして、「猫は20分暴れて、40分寝る」という周期を繰り返すらしい。
つまり、8~9匹の仔猫がうちにやってくるという事は、「2歳児程度の孫が2, 3人」毎日家に遊びに来ているとこうなるのかもしれないなー。
独居老人だし、しかたないか・・・。


離島での仔猫の教育かー、トホホだぜ。