◆バッテリー死んだ!
 2月、お客様Yさま(女性、50代前半、首都圏在住)にレンタカーを貸し出した。
「自宅では古い軽自動車に乗った事があるが、運転は苦手ですー」 との事だった。

俺 「うちは、軽は無いんです。一番小さいのはコンパクトカーで、ノート、キューブ、ヴィッツがありますが、どれか希望がありますか?」

Yさん 「なるべく、小さい車がいいですー」

俺 「それならば、キューブは前後が短いので運転しやすいと女性のお客様から評価されていますよ」

Yさん 「そうなんですね。じゃあキューブでお願いします」
 

貸出の説明手順が全て終了し、俺は営業所内に戻り、ホテルロビーで長期宿泊のお客様と雑談していた。

約40分後、出発したはずのYさまが何故か営業所内に戻ってきた。

Yさん 「すみませーん。車にロックがかかっていて?? 動かないんですー!」

俺 「?? ロック??
では拝見しますね。 (すぐに車両のところに行った)
ああ、これはサイドブレーキがかかったままですね。
この車種では、左足でレバーを強く踏むとサイドブレーキが解除されます」
 

Yさん 「へー、そうなんですね。
分からなくて(ダッシュボードまわりの)あちこちを押していました・・・」

俺 「大丈夫ですよ」 
説明を終えて、俺がエンジンをかけようとしたがセルモーターが全く回らない。
2, 3回試してみたがダメだった。
多分、Yさんが発進できずに色々なところを押してるうちにエンジンを止めてしまって。それからも、40分位イグミッションがONのままであれこれといじっていたので、電気を急激に消費してしまいバッテリーが死んでしまったようだ。

すぐに、送迎車を持ってきてブースターケーブルでバッテリーを接続し、
 
キューブのセルを回してエンジンが始動する事を確認した。

俺 「このまま宮古島まで20分位走行すると、その間に充電されますので大丈夫ですよ」

Yさん 「そうですか。お手数おかけしました。では出発します」

俺 「お気をつけて行ってらっしゃいませ」
Yさんを送り出して、俺は営業所に戻り遅いランチをした。


1.5時間後、また営業所にYさんから電話が来た。

Yさん 「教えて頂いた『みゃーく商店』さんで美味しい車エビ天ぷら丼のランチを食べました。
 

その後出発しようとしたらエンジンがかからなくて・・・」

俺 「えっ、またですか!!
   念の為に後部座席にブースターケーブルを積んでおきましたので、それで周囲の車とつないでもらえばエンジンがかけられますよ」

Yさん 「でも、今後もこのようになるとすると、他の人がいない場所だと困るので・・・」

俺 「それもそうですね。
じゃあ、今から代車を持って伺いますので、車を交換させて頂きます」

俺はすぐに代車ヴィッツで営業所を出発した。
 

20分後、宮古島のお土産物店の駐車場でYさんと合流した。ヴィッツとキューブをブースターケーブルケーブルで接続し、すぐにキューブのセルは回りエンジンがかかった。
 

俺 「ではこのヴィッツを使って下さい。サイドブレーキは足踏み式ではなくサイドレバー式ですので」
 

Yさん 「あっ、うちのと同じです」

俺 「そうですか。では、私はキューブを営業所に持って帰りますので」

Yさん 「お忙しい時に、すみませんでした」 とても恐縮しておられた。

俺 「大丈夫ですよ。ハハ」

営業所@下地島に戻り、俺のバイク用の充電器でキューブのバッテリーを1.5時間かけて再充電した。
 

多分これで大丈夫だろう。
そもそも、Yさんが40分も一人でジタバタせずに、すぐに俺に言ってくれればバッテリーが完全に死ぬ前に簡単に処置できたのになー。ハハ。

まあ、離島だし仕方ないか!



◆黒ミケが帰ってきた!
俺は元来犬派なのだが、離島では近所の猫たちと仲良くする事になった。

2月中旬、仔猫3匹を残して12月に失踪した黒ミケが駐輪場の公園に現れた。
(詳細はブログ(45)フェラーリ販売 を参照下さい)
 

ここ3日間は天候が悪く雨も降ったので、新しい縄張りでは道端でエサが充分に確保できなかったのかもな。少し痩せていた。
離島猫の縄張り拡張は簡単では無いようだ。ハハ。

以前は毎日来ていた場所なのに、黒ミケは最初俺の家に入る時は、緊張しながら恐る恐る入って来た。
第2グループ(2023年10月生まれ、黒ミケの子供、3匹、オス)の八われ2はすぐに自分のママだと気づいて近づこうとしたが、黒ミケは全然気にしていないそぶりでガン無視だった。
 


八われ1もしきりにママにすり寄ろうとするが、黒ミケから「シャー」と威嚇され、茶トラ3も黒ミケに近づいた時に顔面にネコパンチをくらっていた。
この様子からしておそらく、母猫(黒ミケ)は2ヶ月前に自分の手を離れた息子達にはすっかり興味が無いようだ。
まあ「マザコン防止」にはそれ位の子離れが必要なのかも。ハハハ。

そのうち仔猫たちも久しぶりのママに甘えるのを諦めて、自分のエサを食べる事に専念しだした。
 

「まあ、君達もそろそろ、マザコンを卒業する時期なんだろうなー。ハハハ」


◆テーブル椰子が死んだ
 ママに拒絶された後、すねた八われ2と茶トラ3がいつにも増して室内で暴れまくっていた。そして、遂に俺の大切な「テーブル椰子(鉢植え)」を棚から落としてくれた。
鉢がひっくり返って、椰子の茎が見事に折れてしまった。

このテーブル椰子は2013年11月に俺が中国から完全帰国して東京に赴任した時に購入した観葉植物の1つだ。「東京→兵庫→東京→京都→宮古島」と一緒に引越する間も、他の植物たちが環境変化に馴染めず他界したけど、こいつだけは唯一生き残ってくれた「大切な戦友」だったのに・・・!!
 

勢いのありそうな茎の一部だけを残して挿し木してみた。
 

その後数日間水をやってみたが、完全に枯れてしまった。
 

東京で育った椰子が、京都で成長し、離島で最後を迎えた。
約10年間ご苦労様でした!(合掌)