◆忘年会は横浜?

12月中旬、俺が勤務するレンタカー会社@宮古島の忘年会をする為、Sさんと一緒に横浜に行った。

本社では高級車専門のカーディーラーをしているので横浜市に倉庫兼本社がある。

 

本社に行くのは俺もSさんも初めてで、倉庫にある10数台の高級車(フェラーリ、マセラッティ、ベントレー、ベンツ、等)を見て眼福になった。

 

忘年会会場は横浜駅近くにある「鮨こいづみ」で、

 

 

メニューはおまかせ握りコース(28,000円~)だった。

 

 

2時間以上ゆっくりと美しく高価な鮨と、軽い会話を楽しんだ。

Z店主は文久元年(1861年)創業の本格江戸前鮨店で研鑽した人だそうで、いかにも気難しい頑固オヤジ風だった。

 

A社長 「大将、彼らがうちの宮古島営業所の社員たちです」

 

Z店主 「ようこそいらっしゃいました」 見事な包丁さばきを見せながら、丁寧に挨拶をして頂いた。

 

俺 「沖縄の離島から来ました、よろしくお願いします」  頑固オヤジに緊張して俺も深くおじぎした。

 

A社長 「大将、このKさんはとても変な人なんですよ。

上海で起業してお金持ちになって。その後浮気したのは奥さんなのに、離婚の時に全財産を放棄して一文無しで日本に帰ってきたんですよー。ハハハ」  A社長も最近離婚が成立したそうだ。

 

Z店主 「ほー、お疲れ様でした!」  見事な「大間の大トロ」を美しい動作でにぎりながら相槌を打ってくれた。

 

俺 「実は、そうなんです。ハハ」

 

A社長 「そして宮古島ではね、

なんと! 近所の野良猫20匹に毎日朝晩エサをあげているんですよー(どや顔)」  A社長はこのネタが気に入ってもらえたようだ。

 

俺 「いやー、私は元々犬派なんですが。離島では近所の仔猫たちと仲良くなってしまいましてー、ハハハ」

 

経理のCさん 「私は犬ですねー。友人の家で猫が食卓の上に乗っているのを見ると、『えっ』と思いましたよ」  Cさんも数年前に離婚して、2人の子供を育てているシングルマザーだ。

 

B副社長 「僕も犬派なんですよ。でも、野良猫を見たらついエサをあげてしまいますよね。ハハハ」  B副社長は身重の奥さん同伴で来ていた。

 

みなさん、動物に優しくて、話題が盛り上がった。

Sさん(27歳、熊本出身、小太り、彼女無し)は、彼女とか結婚とかに縁遠いので、一人静かに「余った酒瓶」を空にしていた。

 

 

その時、一瞬Z店主の鮨をにぎる手が止まった!

Z店主 「ふー、私も猫派なんですよー。

数年前に愛猫を失くしてからは、悲しくて、別の猫は飼えないですねー・・・。ハハ」 

 

俺 「そうなんですか・・・」

 

Z店主 「たまに寂しくなると、スマホで仔猫の動画を見たりしますね・・・」

 

意外にも頑固オヤジ風の店主はペットロスの日々を送っておられるようだ。

人は見かけによらないなー。

 

 

 

◆まゆげの仔猫発見!

 俺は元来犬派なのだが、離島では近所の猫たちと仲良くする事になった。

 

10月初旬に出産を終えたと思われるまゆげだが、仔猫たちは全く姿が見えなかった。

12月になって遂にまゆげが御嶽うらの公園で仔猫たちと散歩しているのを目撃した。

 

 

仔猫たちは、黒が1匹、白茶が1匹、サバトラ(しかも部分的に茶トラも混じっている)が1匹いた。それと離れた場所に茶トラも1匹いて、計4匹のようだ。

 

数日後、通勤時に道路でまゆげと仔猫たちがひなぼっこしているのを見かけた。

まゆげの隣に茶トラ4が寝転んでいて。

 

 

道の反対側にサバトラと白茶2と黒2も遊んでいた。

 

 

4匹はまだノロノロ歩きだったが、その内まゆげは仔猫たちもうちに連れて来てエサを食べさせるのだろうか?

 

翌週、夕方に俺が帰宅した時にまゆげがいつものようにエサを求めてよって来きて、その後ろをサバトラと茶トラ4が付いて来た。

そこに八われ1(黒ミケの仔猫、体格は小さい、好奇心が強い)が挨拶しに近寄って行ったら、「一見こわもてに見えるサバトラ」は意外にもビビって逃げてしまった。

一方、「小柄でひ弱そうな茶トラ4」はどこかに隠れていたようで、10分後位にシレーっとうちの室内に来て、猛スピードでエサを食べて、急いで去っていった。

 

 

小トラも初めの頃はそんな感じだったな。ハハハ。

 

仔猫も見かけによらないかもっ!

離島だから、まっ、いいかー。ハハハ。