◆Wさん退職

 10月初旬、Wさん(64歳、大阪出身、元プロサーファー、前建設会社経営者、6月からレンタカー屋に転職)が退職する事が決まった。

 

思えば6月下旬に会った時から、Wさんはずっと「サラリーマンとして人に使われる仕事に不満だらけ」だったようだ;

 

Wさんの背景: 

建設会社の取引先に頼まれて宮古島の新会社にヘルプに来たら、現地建設会社の社長Bは元ヤクザで小指が無かった。

 

結局Bはあちこちに借金をつくって消えてしまったので、Wさんはすぐにその建設会社の顧問を辞めた。

その後、Wさんはなぜか家族の待つ自宅には帰らず、6年間一人で細々と宮古島で食いつないでいたそうだ。(これで、人間不信に??)。

 

7月前半: 社長への不満。

初めてのレンタカービジネスで営業所の責任者を任されたはずなのに、「A社長からは充分なサポートも無しで、許可された決裁金額(権限移譲)が少ない」のが不満?

 

7月後半: Mさんへの不満。

 Wさんが熱中症で倒れて入院した間、

 

Mさん(男性、30代半ば、熊本在住、A社長の同級生)が助っ人で来てサポートしてくれた。Wさんが退院し出社した日に「Mさんが(責任者である)自分に挨拶しなかった」のが不満?

(当日俺はコロナ発症で疲労ピークの為お休みだったので、MさんにWさんを紹介できなかった)

 

8月中旬: 俺への不満。

貸出車両のカーナビのバージョンが古くて使えないので、俺が提案した「全車両へスマホ・ホルダー追加(個人のスマホ・ナビを活用)の必要性」

 

 

が理解できずにむげに却下しようとした時、

「(出来の悪い愛弟子だと思って可愛がっていた)Sさんも俺の提案に強く味方した」のが超不満??

この日以降、Wさんから俺への敵対言動が始まったが、気づかないフリをしておいた。

 

8月後半: Sさんへの不満。

Sさんの不注意で車載用チャイルドシートの

 

 

取付けをミスして30分以上待たせた事について客Cが激し、キャンセル&強くクレームされた。

結局「客Cが別の大手レンタカー会社で借りなおす為の料金(約3万円)をWさんの判断で個人弁済したが、後になって考えてみると自分だけが損を被っている」のが不満?

(この日、俺は休みだったので、その場でアドバイスはできなかった)

 

その後、退職宣言の直前に、WさんはSさんに対し「今迄待ってやったが、この金額の半分を払え」と強要していたようだ。

俺はSさんへ「Wさんが自分の独断でやった事なので、Sさんは払う必要は無いですよ」とアドバイスしておいた。

 

9月前半: 辞職1。

ついにWさんはA社長へ辞職を伝えたが、A社長から強く慰留され一度は辞職を取りやめた。しかし、代わりに「KをクビにしろとA社長に要求するも、却下された」のが不満? この日以降、更にWさんから俺への敵対言動が強まったが、気づかないフリをしておいた。

但し、「Wさんから俺に関するの嘘の報告」を信じたA社長により、俺は降格となった。

 

 

9月後半: 俺とSさんへの不満。

退職宣言の直前に、Wさんは俺とSさんになぜか「一緒にA社長に辞表を叩きつけてやろうぜ!」 と提案してきたが、「勿論の事ながら2人は全く同意をしなかった」のが不満? 

本当に辞めたいのなら、一人で「きれいに辞める」方がカッコイイのになー・・・。

 

 

10月初旬: 辞職2。

Wさんが再度A社長に電話で辞意伝えたら、A社長から「それならば、明日から出社は不要ですよ」と言われたのが不満? 

翌日Wさんは宮古島市の労働基準局に相談に行き、「即日クビだと言われたので、(会社都合で解雇の場合は)30日間の給料補償だ」とA社長に要求してきた。

その後、怒ったA社長が顧問弁護士と相談し、「最初に自分から辞意を伝えたので、(自己都合で退職の場合は)15日分の給料のみを支払う」と反論。

結局、10月末日付けでの自主退職扱いとなったようだ。

 

 

俺は、ほとぼりが冷めるまでは降格のままで、なにも主張はぜずに静観しておく事にした。ハハ。

 

 

 

◆イケメンは不採用?

 8月下旬にテスト期間が終わったKさんは当時判定を待っていた。

Kさんに対する俺とSさんの社内評価は良かった;

 

Sさん 「洗車は体力があり、上手。

接客も頑張っている。若いし今後の戦力になる、と思います」

俺 「将来有望。一緒に仕事をしたいと思う」

 

しかし、Wさんの評価が悪かった;

Wさん 「K君は使えない。自家用車の任意保険に入っていないのに、「確認する」と言って3~4日もかかっている。宮古島の人間は自動車の任意保険に入らず、事故を起こしたら、現場からサっと逃げる輩が多いから、信用できない」。(人間不信?)

9月、結局Kさんは不採用となってしまった、残念。

 

 

今後も、週2日休めるシフトを組む為には、1営業所には3人の社員が適切だ。

なので、年末ピークシーズンまでに3人目の募集が必要なのだが・・・。

 

 

 

◆猫はパンを食べる?

 毎朝、猫たちは規則正しくうちにエサを食べにやってくる。

まゆげと黒ミケと白ミケの仔猫たち4匹(5月生まれ)と小トラは7時前に俺が扉を開けるとドドドーと一斉に飛び込んでくるが、

黒ミケの仔猫たち4匹(9月生まれ)は、朝は来ないで夜にやって来る。

比べてみると、小さくてガリガリだった小トラはわずか1.5ヶ月で茶トラ1たちと同じ位に迄成長したようだ。早っ!

 

 

他の猫たちは、エサを2杯位食べると各自自分のすみかに帰って行くが、小トラだけは俺が出勤するまではずっと室内に残り、かまってもらおうと食卓に乗ってくる。

 

 

これはとても邪魔なので、猫が嫌がるだろう「水」を霧吹きで顔にかけて追い払う事にした。水をかけるときに必ず「ピピー!」と警告音も出していたので、その後は「ピピー」と言うだけで、怖がっていたずらを止める事を学習してくれた。ハハハ。

 

俺が朝食を食べていると、いちいち欲しがるので、小トラにもスイカとバナナを与えてみたが

 

結局これらフルーツ類は食べなかった。

 

次に「サタパンビン(サーターアンダギーの宮古島の方言。油であげた丸いパン)」

 

にも興味を示すので、小指大にちぎって小トラに与えてみたら意外にも食べた。変なやつ。

 

翌週、Aコープでサタパンビンが売切れていたので代わりに「うぐいすパン」という菓子パンを買ってみて、小トラに与えてみたらこれも食べた。

 

 

油であげてないからこっちのほうが健康にはいいのかも??

 

それ以降、小トラはキャットフードの後に菓子パンをもらえるまで辛抱強く隣で待ち、俺がパン切れを落とすと両手でキャッチするようになった。

 

 

この時、俺の手の位置が低いと、気合いが入って爪を出している小トラの両手で俺の指が挟まれて、出血する危険もあるので、要注意だ。ハハハ。

 

毎日必ずパンをねだるので、ちょっと心配になって「猫に食べさせてはいけないもの」をネットで調べてみたら、

・パン自体には害が無いが、

・中に「タマネギ、干しブドウ、プルーン、チョコレート、等」が入っているものは中毒症状がでるのでNG、

なのだそうだ。

 

 

本来肉食のはずの猫なのに、小トラは色々とチャレンジしてくるなー。ハハハ。

離島の猫、恐るべし!