◆息子が離島を去った

 9日昼、息子Gが1週間のバケーションを終えて、離島から東京へ去って行った。

 

今生ではもう会えないような気がしたので、朝からランチボックスを作り、Gに持たせた。献立は、Gの好物の焼き牛タン

 

+茹でスモークソーセージ

 

+スクランブルエッグ(ネギいり)

 

+食パン1斤、

それとGの大好きな柿の種を1缶だ。ハハハ。

 

 

9日朝9時半からオフィスに出勤し、Gはホテルロビーの端の机でインターンシップの作業にかかり、俺は1週間の空白を埋める準備作業だ。

 

10時半にGを下地島空港まで送り、

「今生の別れかもな」とは告げずに、笑顔で軽くお別れを終えた。

 

その足で、空港に到着したお客様を送迎しオフィスで貸出し手続きに励んだ。

1週間ぶりに仕事をしたせいで、2組目のお客様から前払い料金を頂くのを忘れてしまい、返却時に精算する事に。

1週間の遊び疲れかも、ハハハ。

 

夜、娘RにLineで「Gが去った」事を通知したら、意外にもRからすぐに返信が来た;

R 「今回Gと会ってどうだった。どう思った?」

 

俺 「最初の印象は、大きな小学生。

帰る日の評価は、悩める高校生。

→「子離れ」しない親に束縛されて、

 「親離れ」できずに悩んでいる。

 

お金もチャンスも無くて、アジアの田舎で飢えている若者達が聞いたら、

「マジっすかー!」と怒り出しそうな「贅沢な悩み」かもね。ハハ

 

9月3日~8日の間、毎夜3~4時間Gにコンサルティングしておいたから、

少しは

「自分の将来は自分で決める。

自分で決めた事の結果は自分で責任をとる」

事のヒントになったかもね。

 

その他:

スキューバダイビングとドライビングのセンスはGoodかも!ハハハ。

 

パパの個人としては、

8年ぶりに、Gと沢山話して、沢山遊んで、

超楽しかったよ!ハハハ」

 

R 「・・・」

 

 

◆娘が日本に来なかった本当の理由:

 今回息子Gに聞いて「娘Rが日本に来なかった本当の理由」が判明した。

 

2016年、GはUSA移住時に未成年だった為、母親(元嫁)が「結婚によるグリーンカードの申請」をした際に一緒に申請でき、すぐに許可されグリーンカードを取得できたそうだ。

 

グリーンカードとは;

Permanent residency (永住権)が移民局より認められると、交付される緑色のカードのことで、

 

そのカードにはアメリカに永住できる期間が明記されている。

グリーンカードには;

 

1)2年間有効(アメリカ人と結婚の場合)

2)10年間有効(その他)

 

の2種類があり、

グリーンカードの有効期間はアメリカで合法的に暮らし、働ける。

 

グリーンカードの申請には、多くのカテゴリーがある。

日本人がよく取得する方法は;

 

1. 結婚による取得

2. 雇用先がスポンサーになり取得

3. グリーンカードくじに当選

4. スポーツ選手やアーティストは自らの才能が認められて取得

などがある。

 

しかし、Rは幾つかの理由で申請後5年以上経つ現在もまだ許可が下りていないそうだ;

 

A. 移住時既に18歳以上だったRは母親と一緒の申請ができず、個別にグリーンカードの申請が必要だった。

 

B. Rが誕生当時、俺達は東京に住んでいたが、元嫁は家族のいる上海で出産したかったので、出産後東京に戻りRを日本の戸籍に入れた。なので、Rは生まれた時からずっと日本人だ。

 

C. しかし、USAでは「出生地が中国=中国人枠の扱い」とされ、グリーンカードの許可の優先順位が著しく低くなっているそうだ。(USAでは出生地でその人の国籍を分類する?)

 

D. カリフォルニアの美大をRが卒業した2020年はUSAでもコロナ禍が爆発的に広がり、死者も多かった為、殆どの就職活動は制限された。Rは希望する美術関係への就職活動が出来ず、「雇用先スポンサーによるグリーンカード取得」ができなかった。

 

E. 結局、Rは学生ビザを取り直しカリフォルニアの大学院のMBAコースでマーケティングを勉強し直している。これで、「雇用先スポンサーによるグリーンカード取得」の可能性が上がるのが期待できるのだそうだ。


!!但し、グリーンカード申請が許可される前にUSAから出国すると、申請自体が無効になってしまうので、どんなに日本に来たくても来れないのだそうだ。

 

昔から「運の悪い事が多い」Rだったが、こんな事なら、Rは東京で出産させておけばよかったなー・・・。

トホホだぜ。

 

 

◆息子が温泉に

 宮古島を出る前に息子Gに聞かれた。

G 「温泉に入ってみたいので東京でドーミーインというホテルに泊まるつもり」

 

俺 「そうか。東京のドーミーインには以前何軒か宿泊した事があるが、秋葉原のドーミーインが一番良かったよ」

 

G 「どうして?」

 

俺 「最上階に露天風呂があって星空も見えるよ」

  

   


G 「ふーん・・・」

 

 数日後、東京を探索している息子GからLineが来た。

G 「今日ドーミーイン秋葉原に泊まってみる。

  2泊、高いね」

 

俺 「露天風呂いいよー」

 

G 「あとで行ってみる」

 

俺 「いいねー、

  宮古島には銭湯が無いから、パパはもう6ヶ月も湯船に浸かってないよ。ハハハ」

 

G 「🐈猫が臭いにゃーとか思ってたりして」

 

 

◆小トラ侵入

 12日夜明け前、指をなめられて目が覚めたら、小トラが寝室にいた。

すぐに写真を撮りGにLineで送った。

 

俺 「今子トラが部屋に来て起こされた。

  シャワー室の窓を閉め忘れたので、そこから入って来たみたいだね。

  仕方ないので、エサを食べさせてから「お外」したよ。ハハハ」

   

 

 

G 「すごいな。

  いつか入って来そうだなーとは思ってた」

 

俺 「そうだね。

小トラは、茶トラたち4匹の仔猫グループには入れてもらえないようで、遊ぶ相手が欲しいんだろうな。

  GがUSAに連れて行ってあげれば」

 

G 「Maybe next time 😅

 露天風呂良かったよ。

 でも朝の4時に行ったから、誰もいなくて不気味だった」

 

俺 「そうか、

  星空がきれいだったろ?」

 

G 「あんま見えなかった。

  開放感すごい、今日また見てみる」

 

俺 「そうそう、

  屋上の露天風呂で、

  岩の湯船の脇にある木のベッドに寝て、

  星空を見上げる、

  この解放感は Great!」

 

俺もたまにはゆっくり湯舟に入りたいー!ハハハ

まっ、離島だからしかたないかー。