レンタカー屋にリゾートバイトが来た。

 

 

◆美女Rちゃん登場

 17日昼の便でA社長の同級生Mさん(30代半ば、熊本在住、Web制作会社経営)と一緒にリゾートバイトの美女Rちゃん(27歳、熊本在住、天然系、松嶋菜々子風)

 

がやって来た。A社長がMさんに頼んで、急遽バイトを探してくれたそうだ。

 

俺の年代ならば、熊本の美女と言えば「宮崎美子」

 

だが、最近ならば「橋本愛」なのかな?

 

 こんな濃い容貌の女性は宮古島にゴロゴロいそうだ。

 

Rちゃんはなかなか優秀だ。

最初に全体の流れを教えて俺が作った作業手順書(全45頁)を与えた後は、細部はこちらから一々指示をしなくても自分で考えて、不明部分は聞きに来てくれて、細かくメモもとっている。

それに、自動車販売会社で勤務経験あり車庫入れが上手なので、安心して仕事を任せられる。

おかげで、俺は漸く18, 20, 23, 24日と休みがとれた。

 

 

◆社長も来島

 A社長も17日夜に到着、19日夜に帰って行った。

その間毎日ランチと夕食は、社長のおごりで旨いもの三昧だったようだ。しかし、俺は疲れが極限まで来ていて早く休みたかったので、夕食1回(しゃぶしゃぶ)

 

とランチ1回(ステーキ)

 

しか同席できなかった。ハハハ。

 

A社長はRちゃんを気に入ったようで、2日間で色々と指導していた。A社長は最近離婚が確定したそうで、俺と同じ「バツイチ」だ。

しかし、残念ながらRちゃんはMさんが気になるようで、Mさんに気に入られようと一生懸命にアプローチしていて、A社長には全然興味が無いようだ。ハハハ。

 

 

◆海外からのお客様第1号

 19日午前、インド人Vさんがやってきた。

英語の客は俺の担当なので、朝自宅で「貸出し用説明資料」を英訳して英文資料を作った。A社長とMさんとRちゃんは他の日本人客の対応をしているので、送り迎えから貸出しまで俺一人で対応する事になった。

あとで知ったが、A社長は俺の履歴書の「米国企業勤務」の欄を見て、急遽外国人客にも貸出しをする事に決めたそうだ。

 

Vさんは予定時間に国内線到着口に出てこなかった。30分待っても来ないので、俺は他の日本人客を送迎車に乗せて先にオフィスに戻った。オフィスに着いたその時に空港のBレンタカー社から電話が来て「外国人のお客様が間違えてうちにきました」との事だった。

俺は再度空港まで迎えに行き、漸くVさん一行を発見できオフィスまで案内した。

Vさんは娘(10歳位)と息子(7歳位)を連れてやってきた。息子がお腹が痛くなって空港到着後トイレに行っていたので遅くなったそうだ;

 

俺 「国際免許証とパスポートのコピーを取らせて下さい」 俺が対応しているのをA社長やRさんは横で興味深そうに観察している。

Vさん 「勿論です」

俺 「この貸渡契約書の英文資料を読んで、不明点があったら教えて下さいね」

Vさん 「了解!」 Agreement (契約書)なので真剣に読み込んでいた。

俺 「問題が無ければ最後の欄に署名して下さい」

Vさん 「全て納得です」 問題無く署名してくれた。今朝Google翻訳で急いで作った英文資料に大きな問題は無かったようだ。ハハハ。

俺 「ではクレジットカードで3日分の料金を決済します」

Vさん 「このカードでお願いします」 Visaのゴールドカードだった。

 

Vさんには裕福なインド人のような傲慢さや、貧しいインド人のようなめんどくささが感じられない。きっとITエンジニアとかの中間層なんだろうなー。俺は5年前にバックパッカーインド一人旅で1ヶ月間インドをほっつき歩いた事がある。ハハハ。

 

俺 「OKです。では車のキーをお渡ししますね。

 他にご不明な点などありますか?」

Vさん 「そうそう、シュノーケリングをしたいのですが、どこがいいですか?」

俺 「ここ伊良部島ならば、渡口の浜ですね。宮古島ならば前浜ビーチも綺麗ですよ」

Vさん 「トグチノハマね。

 じゃあ、宮古島で美味しいものは何がありますか?」

俺 「生魚が食べれるならば、海鮮丼。

 それと宮古そばですね。これはそばという名前ですが、麺はソバ粉では無く、ラーメンに近いです。

 あと宮古牛という和牛ステーキも有名です」

Vさん 「子供達はサシミ大好きでーす。ミヤコソバですね。ありがとう!」

この間、Rちゃんは「キャー! 子供達が可愛いー!」と言って、しきりに手を振っていた。

 

しかし、俺はコロナ疲れで頭が朦朧としていたので、最後に英文の説明書をVさんに渡すのを忘れてしまった。彼はもし事故を起こしても(車に積んである和文資料は判別できないので)保険会社の電話番号が分からないだろうなー・・・。

無事帰って来てくれる事を祈る。

 

22日朝、Vさんが予定より30分遅れで無事帰着した。空港まで急いで送迎し、荷物を積むカートを探してきてあげた。

最後に「あなた達は我が社の外国人客第1号だ」と説明し、記念写真を撮らせてもらった。

 

この写真をRちゃんにLineで送ってあげたらとても喜んでいた。

 

 

◆相棒Wさん復活

 Wさんがようやく退院できて、20日から出社した。

最終的な病名は「熱中症+脱水症状+コロナ陽性+肺炎」でかなり重症!

 

入院期間は10日間だったそうだ。

県立病院の入院メシはまずかったそうで、10kg痩せたそうだ。ハハハ。

 

 

◆ようやく休日、猫はおさかん・・・

 23, 24日、入社して初めての2連休が取れた。

23日夜にはヒルトンホテル@宮古島の近くで花火大会が開かれたようだ。20:30頃にドン・パンと音がするので、窓を開けてみたら、海の向こう側の宮古島で花火が見えた。

 

2日の休みで、漸くコロナで溜まった疲労が少しずつ剥がれ落ちて行くのが分かる。

 

翌日、食材を買い出しに行って戻る時、家の前の階段に大人の猫達が集まっていた。

そしてたまに見かける白い雄猫とまゆげが階段の真ん中で交尾を始めた。

「オイオイ、君はもうおばあさんなんだから、妊娠・出産の体力は十分足りていないだろ!

 背中はガリガリだし、声も枯れているし、毛並みも荒れてるし。

 

 

もう、子づくりはしなくていいんじゃないか?」

 

それでも、雄猫に首筋を噛まれて動かなくなったまゆげにベテランの雄は一瞬で交尾が終了したようだ。

 

 

離島なんだから、そんなに頑張らなくてもいいのにな。

猫だけはおさかんやなー。

やれやれだぜ。