12月4日、俺は6年ぶりに冷蔵庫を買い替えた。

 

◆背景

 ここ20年で

「東京・杉並区(1996年--) →上海(2000年--) →兵庫県(2013年--) →東京・杉並区(2013年--)→兵庫(2014年--) →東京・中野区(2015年--) →兵庫県(2015年--) →京都・祇園(2016年--) →京都・伏見(2020年--)」と

長距離の引越しが多かったので、大物家電(冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ)は引っ越し前に処分し、引っ越し先のリサイクルショップで買い直す事にしている。

 

◆経緯

2013年11月: 

 @高円寺。1人暮らし用の冷蔵庫132L/シャープ(約1.5万円)をトレジャーファクトリー@練馬で購入。

→ 2014年3月に兵庫の実家に戻る時(母の看病。2015年ガンで他界)に、上海留学生時代の友人(上海人、23才、女性、東京で就職)に冷蔵庫 &洗濯機 &電子レンジをあげる。

 

2015年2月: 

 @中野。1人暮らし用の冷蔵庫132L/東芝(約1.5万円)をトレジャーファクトリー@練馬で購入。

→ 2015年10月に兵庫の実家に戻る時(京都に転職)に、トレジャーファクトリー@練馬に売却。

 

2016年4月: 

 @祇園。1人暮らし用の冷蔵庫132L/パナソニック(約1.5万円)をリサイクルショップ タウンタウン@山科で購入。

 

2018年7月: 

 @伏見。彼女が調味料をどんどん増やすので、調味料専用冷蔵庫として44L/アイリスオーヤマ(約1.0万円)をAmazonで追加購入。

 

2022年6月: 

 @伏見。2台の冷蔵庫でも収納が足りなくなってきたので買い替えを検討。

タウンタウン@山科で探してみたが、幅68cmの標準型(400L)しか無くて断念。(うちのマンションの流し横の「冷蔵庫収納スペース」が幅56cmしかないので標準型の冷蔵庫は置けない)

 

12月3日:

 彼女が鍋を食べたいと言うので大型スーパー新鮮激安@丹波橋店に食材を仕入れに行き、翌日の夕食用に「あんこう鍋セットとタラ白子と牡蠣」を購入。ついでに翌日のランチ用の「ポトフの食材」も購入した。

 

 

◆事故発生

 12月4日、ランチに彼女がポトフの準備をしていた時、調味料専用の小型冷蔵庫で霜取りをしてなかったので、冷凍室に入れてあった「ソーセージ用のマスタード」が霜に埋もれて取り出せない事に気づいた;

彼女 「どうしょー。

   マスタード無しのソーセージなんて、考えられないよー!」 彼女は調味料に凝っている。

俺 「しょうがないなー。じゃあ、久しぶりにやってみるか」

 俺は工具セットからアイスピックを取り出し、冷凍庫の周辺に張り付いた「霜(というより既に氷)」を少しづつ割っていった。

80%位まで除去した時、ちょっと手元が狂って「冷凍庫のフロンガスのパイプ部分」にアイスピックが突き刺さってしまった。

アイスピックを引き抜くと、「プシュー」という音と一緒に穴から勢いよくガスが噴き出し始めた;

俺 「あー、やっちまったぜー!」

彼女 「どうしたの?」

俺 「冷凍庫のパイプに穴が空いて、ガスが漏れ出したでー」

彼女 「えー、それ爆発しないの??」

俺 「しないやろ。ハハ」 あまり自信は無いが(笑)。

彼女 「スマホで調べたら、

  『冷蔵庫の冷媒に使われるガスは、直接人体に害を及ぼすものではありませんが、それぞれ危険性はあり注意が必要です。
  イソブタンは可燃性があり、ガスが漏れている室内でで火をつけると爆発します。さらに、フロンガス・代替フロンガスは燃えると有毒・有害なガス「ホスゲン」を発生させます』

  と書いてあるよー!!」

俺 「おおー、やばいやんけ(汗)」

 大急ぎで、コンロの火を消して、窓を開けて換気し、冷蔵庫2台分のコンセントを抜いて、換気扇を止めて、ドアーも半開きにした。

外気温は11℃で十分寒い!

 

キッチンからリビングに避難し、何とか取り出したマスタードでポトフとポークソテーを食べた。

彼女 「なんか、頭が痛い気もするー」

俺 「気のせいやで―。ハハハ」 特に根拠は無いが。(笑)

彼女 「でも、冷蔵庫どうするの?」

俺 「保証期間は切れてるから、修理するより買い替えた方がいいな。

  じゃあ、買いに行くか」

彼女 「やったー、シャワーして前髪と化粧するからちょっと待っててね」

俺 「早くな」

結局小一時間待たされたが・・・。

 

 

◆冷蔵庫を探す

 1時間後、換気の為窓を開けたままにして、冷蔵庫を買いにリサイクルショップ タウンタウン@山科へ行った。

彼女 「あら、象さんまだ居るね」

俺 「デカ過ぎるから、買う人いないやろな」(笑)

 

1階奥の冷蔵庫置き場へ進んで行った。

彼女 「丁度いいのがあるよ」

俺 「横幅が幅55cmだからOKや」

彼女 「25000円は安いよー!」

俺 「マンションには高さ170cmまで入るけど、これは170cmやな」

彼女 「えー、これでいいじゃない。

  早く帰らないと、マンションが爆発してるかもよ」

俺 「なるほど、年末の寒空に焼け出されたら、悲惨やなー(笑)

  でも、もう1軒確認してからな」

 

念のため、近く(車で3分)のリサイクルショップNoeに移動し確認した。

好運にも同じスリム型300L/日立(高さ170cm、価格約4万円)があったが、「配送担当者が不在で配送日程と引き取り費用が分からない」との事なので、却下となった;

彼女 「でしょー」 なぜかどや顔。

俺 「じゃあ、戻ろうか」

彼女 「もし戻った時に、さっきの冷蔵庫が売れてしまってたらどうするのー?」

俺 「いやいや、まだ15分やで。

  そんなに早く売れないやろ」

彼女 「ふーん、私達が出る時に、『買いそうなファミリー客』が2組入って来てたよ」 なぜかドヤ顔

俺 「そうか・・・」 ちょっと焦る。

 

すぐにタウンタウンに戻り、到着して俺が車のドアーを閉めている間、彼女が急いで店内へ走って行った。

彼女 「あー、これもう『売却済み』になってるー!」 

 手前の小型冷蔵庫2台が今売れたようだ。

 

彼女は焦って奥に走って行った。

彼女 「あったー!!」

俺 「よかったな。じゃあ店員を呼んで来る」

彼女 「私はここで見張ってるからね。他のお客さんに取られないように」

 

俺はレジに戻って店員に購入する事を伝えた;

俺 「これをお願いします。配送は今日中で!」

店員A 「ありがとうございます。

  (配送リストを見ながら)今日は日曜日で混んでますねー。うーん、明日かな・・・」

俺 「今年の春にここで洗濯機を買い代えた時にxxxマンションの4階まで運んでくれましたよね」 なんとか今日中に配送させたい。

店員B 「あー、伏見のxxxマンションですか。覚えてますよ」

俺 「なんとか今日中でお願いしますよ」 拝みポーズをしてみる。

店員B 「うーん・・・。

  分かりました。配送は最短で17時半ですね」

俺 「了解です。17:30でお願いします」

 こうして、スリム型冷蔵庫 225L/日立 計約4万円(含む配送費3,000円 +古い冷蔵庫2台の引取・廃棄費10,000円)を購入できた。

 

返り道、車の中で一息ついた;

俺 「忙しい1日やったけど、丁度いいサイズの冷蔵庫が見つかってよかったな」

彼女 「アンコウ鍋買いに行って、ポトフ作って、霜取りしたから、

  めぐりめぐって冷蔵庫が新しくなったんだね。

  神がこの冷蔵庫を買わせたかったんだよ、きっと。(笑)」

俺 「壮大なドラマやなー(笑)」

彼女 「家が爆発してないといいね」 本気で心配している。 

俺 「あんまり心配すると、本当に起こるぞ(笑)」

彼女 「ひえー!」

 

 

◆冷蔵庫を搬入

 帰宅後、幸いマンションで火災は起きていなかった。

冷凍庫の内容物が溶けてない事を確認し、窓を閉めて、壊れていない一人用冷蔵庫の電源を入れ、

ようやく休憩した。

17:00から一人用冷蔵庫の電源をOffにして、中身を取り出して箱に詰め替えた。

 

17:25冷蔵庫の整理が終了した頃、電話があった;

店員B 「すみませーん。予定より遅れ、18:30頃になりますー」

俺 「えーっ!! 1時間遅れー!

  なんとか早くなりませんか」

店員B 「すみませんです・・・。

  もしかして、外出されますか?」

俺 「いや、家にいるけど。冷蔵庫の中身を既に取り出してしまったので、

 1時間放置すると溶けるんやでー」

店員B 「なるほど、

  冷蔵庫がまだ室内に置いてありますか?」

俺 「はい」

店員B 「じゃあ、電源を入れて、中身を冷凍庫に戻して下さい」

俺 「それもそうやなー。ハハハ」 冷蔵庫を外に出さないでよかったー。

再度冷蔵庫の電源をOnして冷凍庫に「かじるバターアイス」等を一時保管する事にした。

 

彼女 「えー、1時間遅れ―??

  お腹空いたよー!!

  先にあんこう鍋を作って食べようよ、ウフッ」

俺 「そうれもそうやなー」

彼女 「じゃあ、食べるでー」

こうして彼女待望の「アンコウ鍋とタラ白子」と俺の食いたかった「牡蠣鍋」を始めた。

 

 

18:25、鍋を80%位食べた頃、冷蔵庫が到着した。

測定通り流し横のスペースにピッタリ収まった。

 

10分待って電源ONし、正常に冷える事を確認したら、早速彼女がデコレーションを始めた。

 

彼女 「沢山はいるねー。うふっ」

俺 「そうだな」

以前の2台合計より50L以上余裕があり、彼女の好きな多数の調味料が陳列できるので彼女は大喜びだ。

 

 

最下段にビールが沢山入るので俺も嬉しい!(笑)