俺は2年半ぶりに海外旅行に行った。

 

◆26日

 ニャチャン南部のホテル専用ポートからシャトルボートでタム島へ10分移動し、メーパール リゾートホテルに宿泊した。

部屋は別荘形式で無駄に広く、バスルームだけでも俺のマンション(2K)より広い。

そして彼女の大好きなプライベートプールも付いていた。

 

夕食はホテルのメインレストランのテラス席で彼女の希望のベトナム料理(生春巻き、春雨肉野菜炒め&豚スペアリブ &ケーキ)を食べた。

 

 

◆27日

 朝食はリゾートホテルのバイキングで満腹。

午後からホテルのアクティビティでスキューバダイビング。

ダイビングの後は部屋のプライベートプールで、彼女の要望でお姫様だっこ。

1日を島内でのんびりと過ごした。

 

 

◆28日

 日本に帰国する為PCR検査を受ける必要があるので、29日にニャチャンCDCへ行く事にした。

但し、日本語は勿論、英語も通じないようなので、現地旅行代理店に依頼し通訳ガイドを予約した。

 

実は日本を出国する前日に彼女と話会った事がある。

彼女 「もしベトナムで帰国前のPCR検査をしえ陽性がでたらどうなるの?」

俺 「日本政府の規制で、ベトナム発日本行きのフライトには乗れないみたいやでー」

彼女 「えー、そんなの困る!」

俺 「いやいや、困ると言われましても・・・。

  日本政府が決めている規制やから、俺に言われてもなー」

彼女 「うー・・・。

  もしどちらか1人が陽性だったら、どうするの?

  私は帰国翌日から病院のシフトが入っているから、Kさんが陽性でも一緒には残れないよ」

俺 「そうやな。

  俺も帰国翌日からうどん屋と宅配ドライバーのアルバイトのシフトが入っているから、

  はるが陽性でも一緒には残れないでー」(笑)

彼女 「じゃあ、日本政府がベトナムでの入院先やホテルの手配をしてくれるの?」

俺 「多分無い! 

  自分で探して、PCRが陰性になるまで自分で待機だと思う」

彼女 「えー、私はそこまで英語出来ないよー」

俺 「まあ、俺は大丈夫やでー」(笑)

彼女 「なんとか現地で確実に陰性になる方法ないのかな?」

俺 「検査の直前に鼻うがいすれば、鼻腔内の粘膜についているかもしれないコロナウイルスがとれて、

  いいんじゃねー。

  我々は既にオミクロンには感染済みだしな」(笑)

彼女 「そうねー・・・。

  本当はいけない事だけど、しかた無いかー」

俺 「じゃあ、おれは念の為鼻うがい水にリステリンも混ぜておこうか」(笑)

彼女 「えー、粘膜が傷ついて別の病気になってもしらないよ」

俺     「大丈夫!7月にコロナ感染した時に試し済みやでー」 (笑)


という背景があり、事前準備をしてベトナムに来た。

 

28日午前中はのんびりとリゾート。

午後は彼女がパラセーリングに挑戦した。

 

 

◆29日

8:30、朝一のシャトルボートで本土へ移動。

タクシーでニャチャン市内中心部にあるニャチャンセンターへ行き、1階で日本円をベトナムドン(VND)に追加両替。空港より少しレートが悪かった。

 

ニャチャン検疫センター(CDC)まで徒歩15分。

途中で見かけた大きな薬局で彼女はタイガーバームを購入していた。

 

10:00 CDCの前で通訳のフンさん(40才前、男性、日本語流暢)と合流した。

そして、我々はCDCの検査所に入る前にトイレに行って、

持参した鼻うがい用の容器に専用うがい水とリステリンを混ぜ、鼻洗浄を実施した。

俺 「これで、PCR検査は陽性確定やでー」(笑)

彼女 「大丈夫かなー、もし陽性だったらどうしよう・・・」

 

フンさんの案内で我々は検査所に入り、パスポートを提出し、3分後に鼻に綿棒を入れられた。

検査者は50代位の女性が2人だった。

検査費用は約2500円/1人で、フンさんの会社への通訳費は約2500円/1グループだった。

 

フンさん 「15時に受け取りに来るように、と言ってます」

俺 「了解です。

  フンさん通訳どうもありがとうございました。大変助かりました」(おじきした)

フンさん    「どういたしまして。では行きましょう」

彼女 「(検査者のおばさんへ)サンキュー」

検査者A 「(日本語で)ありがとー」

検査者B 「(日本語で)さよならー」

俺 「えー。日本語分かるのかなー・・・」(汗)

彼女 「通訳いらなかったのかもー・・・」

フンさん 「ハハハ」

 

その後15時迄時間を潰す為に、大仏寺まで散歩し、ダム市場でお土産を購入。


そしてダム市場の片隅でトロピカルフルーツの王様ドリアンを購入し、(匂いの為ホテルには持ち帰れないので)、市場でランチの代わりに食べた。


勿論トロピカルフルーツの女王マンゴスチンも購入し、ホテルに持ち帰った。

 

15時にCDCに戻り受付のおばさんにパスポートを提出したら、無言でA4の書類を2枚渡された。

ベトナム語と英語が並記された検査書類だった。

俺 「(英語で)検査の結果はどこに表記されていますか?」

受付のおばさん 「??。 #?#$&%””」 ベトナム語で回答されて全く分からない。

彼女 「iPhoneで写真を撮って翻訳してみるね。

  あっ、陰性だった」

俺 「どこに書いてある?」

彼女 「一番下の行がそれみたいね」

俺 「たしかにNEGATIVE(陰性)と表記されているな」

彼女 「よかったね」

俺 「そうだね。

  ところで、はるは昨日パラセーリングを体験した時と、今日PCR検査証明を受け取った時と、

  どっちがより緊張した?」

彼女 「もちろん、PCRだよ」

俺 「そうなんだ」

彼女 「もし私だけが陽性だったら、Kさんはどうするつもりだったの?」

俺 「30日と31日に何度かPCR検査をやり直してもらうしかないよな」

彼女 「それでもダメだったら??」

俺 「まあなー・・・。

  それよりも、今夜は陰性のお祝いに何を食べようか?」

彼女 「伊勢海老、キャビア、フォアグラ」

俺 「キャビア、フォアグラはベトナムには無いなー。

  伊勢海老は明日の夜にシーフードレストランで食べるから、今日は別のものかな」

彼女 「やったー、明日は伊勢海老だねー」

 

こうして、我々はベトナム旅行の3つ目の危機を乗り切った。

 


その夜は人気ベトナム料理の店Khomで揚げ春巻き&ミミガー サラダ&鳥甘酢あんかけを食べた。

ベトナム料理、うまい!