俺は19日にコロナを発症した。


◆22日(金)
   8時N医院へ3度目の電話をした。
「抗原検査陽性である」事を告げ、ようやく受付してもらえた。
12時バイクで10分移動し、N医院でPCR検査をうけた。
N医院には10人位の患者が車で来て診察を受け、抗原検査やPCR検査を受けていた。


◆23日(土)
   18時N医院から電話で「PCR検査陽性」の判定を告げられる。コロナ発症から既に4日目だ。
N医師から言われたのは、

・この後の手順として医院から保健所に通知し、保健所から患者に電話連絡が行く。

・現在保健所もパンクしていて電話が来る迄に4日位かかるだろう、

との事だった。


彼女にPCR陽性を伝える。


◆24日(日)
   彼女が食材を買って来宅。総菜を何種類か作ってくれた。
彼女が自分の勤務先であるN総合病院へ「(俺が陽性で)自分は濃厚接触者」になった事を報告した。

俺の容態悪化。

倦怠感の増加と軽い肺炎の症状がでた。
9時N医院へ電話。コロナの治療薬「ラゲブリオ(= モヌルピラビル)」が処方される事になった。
・治療薬は医院から最寄りの薬局に依頼が行き、

・薬局の職員が俺の自宅に届けてくれる。

そうだ。

12時 N医院から電話が来て「日曜日で薬局が閉まっているので薬が届けられないようだ。
「きょうと新型コロナ陽性者医療相談センター」の番号を教えてもらい、「自分で電話して薬の入手方法等を相談する」ように指示された。
この電話はすぐにつながるが、担当者は「できない、足りない、間に合わない」を繰り返すだけで、全くらちがあかない。役所は全く使えない事が判明。
N医院へ電話で状況説明し、さし戻しとなる。

16時N医院の再手配で薬局の担当者が来宅。
玄関先で防護服に着替え、「薬の服用注意方法」を説明してくれた。


◆25日(月)
   彼女がN総合病院でPCR検査を受け、「コロナ陽性」が確定。
以降彼女は自宅に籠る事に。
俺は「面倒だからうちに居ればいいのでは」と提案したが、
彼女は 「ピンポン感染するのが怖いから自分のマンションに戻る」との事だった。
俺   (いやいや、同じ型のウイルスならば、ピンポン感染はしない) はずですが。

これ以降、俺は自分で食事を作る事になった。


◆26日(火)
   腕と太腿の一部に湿疹発症。

 
ラゲブリオの注意書きを調べたら「副反応で湿疹がでる」事があると明記されていた。


◆27日(水)
   保健所からようやく電話受信。コロナ発症から既に「8日目」だ。


保健所 「とにかく外にでないで、他人と接触しないで下さい」
俺 「それはいいけど、食い物が無くなった。独居老人は食材の調達はどうさせるつもりですか?」
保健所 「食事の宅配を利用してはどうですか?」
俺 「やった事ない。

  このまま、餓死したらどうするの?」
保健所 「そう言われましても、順番が一杯で・・・」
俺 「家族(食材を調達できる人)と同居している人と、独居老人とを同列に対応するのがおかしいやろ!」
保健所 「そう言われましても、規則が・・・」
俺 「実情に合わない規則は、変更すればー」
保健所 「そう言われましても、すぐには・・・」
俺 「とにかく、餓死しない為に俺は明日は食材を購入しにでかけますからね。
  なにか注意事項はありますか?」
保健所 「そうですねー。

   外出する時はマスクをして、なるべく他人との接触を短時間にして下さい」
俺 「(それだけ?) とにかく、食料の送付を早くして下さいね。やれやれだぜ」
保健所 「いやー、それはー、お約束できなくてー・・・」
俺 「使えねー!!」

とは言え、やはり不特定多数の人との接触は避けたいので、初めてIOネットに発注し、食材を配送してもらう事にする。

配送ドライバーの俺が配送依頼者の気持ちが分かった気がする。(笑)


◆28日(木)
   12時半IOネットが到着、食材を確保。

配送ドライバーに感謝感謝!
自分で食事をつくる。
1日(月)からバイト再開の為、筋トレ(腹筋・背筋・腕立て伏せ・スクワット・ストレッチ)も開始する。


◆29日(金)
   10日間の自主隔離終了。
全身湿疹が収まらないので、N医院へ行き診察を受けた。

 

俺 「ラゲブリオを服用したら、全身に湿疹がでました」

N医師 「肝臓での解毒作用ができないみたいやな。

  解毒の注射を打っておこうか。それと内服薬も」

看護士 「じゃあ、血管に注射しますからね」

俺 「注射だけでこの痒みも治るんですか?」

看護士 「そやねー・・・。湿疹の範囲が多いからねー。先生ー、塗り薬も必要ですよ」

N医師 「そうか、じゃあ、塗り薬も処方しとくわー」

俺 「・・・。宜しくお願いします」

N医師 「ところで、ラゲブリオは効果あったんか?」

俺 「コロナの重症化を防止する効果はあったと思います」

N医師 「そうか、それはよかった」

俺 (自信なかったんやなー・・・)

 

という事で、肝臓の解熱注射を接種された。

他に飲み薬x2。塗り薬x1を処方してもらった。

その後、久しぶりに外出し、回転ずしで満腹。自炊は肉主体なので、久しぶりの魚三昧。
帰りにスーパーで食材を購入。夕食は充実した自炊食事!


◆30日

   結局、コロナ発症後12日経つが保健所からの食糧はまだ到着してない。
「保健所つかえねー!」