俺は何かに感染したようだ。

京都市では過去最高のコロナ患者数発生による医療崩壊の為、自分が何に感染したのかは判別不可能。

 

 

◆19日 発症:
・19日は配送ドライバーのバイト中に身体がだるくて、特に後半はフラフラしていた。
・帰宅後に体温を計ると37.7℃で、深夜には38.2℃まで上り、
喉痛と頭痛で余り眠れなかった。

 

オミクロンは「潜伏期間が3日位」という事なので、

思い当たるのは;

A. 16日夜に出かけた祇園祭宵山(30万人の人込みを2時間歩いた)

B. 15日午後、配送アルバイト中に配送先のご家庭の子供が出てきてゴホゴホと咳をしていて、俺の腕にも咳のツバキがかかった。

 

 

◆20日 問題点:
朝の体温は37.7℃だった。その後38.5℃まであがった。

問題点:
1.念の為PCR検査を受けようと考え「最寄りの医院」2軒に連絡してみたが、

「予約で一杯で今週は無理です」との事だった。

2.行政の指定窓口である「きょうと新型コロナ医療相談センター」に電話し、

 5回目にようやくつながり相談してみた;

 

俺 「発熱があるので最寄りの医療機関の発熱外来に電話したが、予約で一杯で今週は無理と言われた。

 行政の指定箇所で検査を受けられる場所を教えて下さい」

電話担当者 「はい、まずいくつかの質問に答えて下さい。

 京都府民ですか? 年齢は? 性別は男性ですか? 発熱はいつから? 何度?ですか? 周囲に陽性者がいますか?」

俺      全ての質問に正確に答えた。

 「それで。どこで検査を受けられるのですか?」

電話担当者 「現在行政で検査を実施している所はありません」

俺 「聞くだけ聞いて、何もしてくれないんかいー」

電話担当者 「発熱外来対象の医療機関リストのダウンロードの仕方をいいますので、

 このリストから自分で1つづつ電話してみて下さい」

俺 「つかえねー。(イラっ)

 それでも満杯で検査を受けられなかったら、救急車を呼べということかな?」

電話担当者 「救急車もひっ迫しています。救急車を呼ぶ前に

 #7119に電話して、救急車が本当に必要かを事前相談してみて下さい」

俺 「そうですか、どうもお世話様です」

 つかえねー。(イラっ)

 

3.その後、医療機関リストで伏見区にある市中医院を順番に10軒位電話してみたが、

 話し中でつながらないか、或いは、

 つながっても「予約満杯で無理です」との回答だった。

 

発熱・頭痛・喉痛・関節痛で、これ以上電話を続ける事は無理と考え、電話は諦めた。

 

 

◆20日 対策:

 バイトを休んで寝込んでいた。午後に彼女に状況を通知したら、

彼女から意外な情報が来た。

1.発熱外来対応医院とかでなく、できるかわからないけど赤十字病院に具合が悪いといって電話して行く方がいいのでは?


2.コロナになった人に聞いたけど、無料予約無しでPCR検査してくれるところが東山区に結構あるから先にそこで検査してもらう手もあるよ。

熱あると野良PCRには断られるかもしれないけど、その人は熱あっても行ったらしい。

ご予約不要!MKタクシーのりば等で無料抗原定性検査・PCR検査実施中|京都MKタクシー (mk-group.co.jp)


3.コロナかそうでないかわからない限り(N病院で働く医療従事者である)私はあなたに接触できないので、家に行ってキッチンで3日分くらいの飯を作り置きするくらいしかしてあげられない。

 

 俺    「了解です。」

俺は熱でフラフラしながらも、すぐにバイクで一番近い京都駅南口のMKタクシーのりばへ出かけた。

仮設テントでの検査所には(予想を外して)10人程度しか並んでいなかった。

10分位並んで俺の番が来た。

体温を測定されたが、運よく37℃位に下がっていた。


受付担当 「抗原検査とPCR検査のどちらかを選べますよ」

俺 「何が違うんですか?」

受付担当 「抗原検査は30分以内に結果がでますが、PCR検査は結果が出るのは土曜日になります」

俺 「両方はできますか?」

受付担当 「両方はできません」

俺 「では早く結果を知りたいので、抗原検査でお願いします」


受付担当者が書類に「抗原検査」と記入して受付が終了し、検査の列に並んで3分で検査が終わった。


検査担当者 「30分以内に結果が出ますので、隣の待合スペースでお待ち下さい」

俺 「了解です」


待合スペースで待っている間に彼女に状況報告のLineを書く事にした。

その時、「53番のかたー」という呼び出しの声が聞こえた。

 

俺 「はい、53番です」

(やけに早いな、まだ3分位しか経っていないけどな。)


通知担当者 「53番の方ですね。お名前をフルネームでお願いします」

俺    53番の札を提示し、名前を告げた。

通知担当者 「(半分に折られ中身が見えない状態の通知書を提示し)必ずテントを出てから開いて下さい。お願いします」

俺 「?? はい、理解しました」

    通知書を受け取って、テントを出て、開くと「陽性」と表示されていた。

俺 (ガーン、これはまずいやんけー) すぐに彼女にLineで通知した。

「今京都駅南口の無料検査センターで抗原検査を受けた。
PCR検査は判定迄に3日かかると言われたので断念。抗原検査の結果は陽性だった」

バイクで帰宅後、彼女からLineで返事が来た。

 

彼女「あと30分くらいで着くけど家にいるなら換気と襖しっかり閉めてね」

俺 「了解、(キッチンと寝室の境の)襖は閉めて、(キッチンの)窓は開けた。

俺は寝る。喉痛、関節痛、頭痛がひどいけど、熱は37.0に下がった」

 

この後寝て、夕方彼女が作ってくれた総菜を食べて、褒めるメールを出した

俺 「めっちゃおいしい、ありがとう」

彼女 「どやー」

面倒でもこのプロセスを怠ると、次から作ってくれなくなるので、大事だ。

 

彼女 「抗原検査はコロナでなくても陽性でるから、土曜以降にもう一度PCR検査を受け、その結果次第かな」

俺 「コロナじゃなかったら、何やと言うんや?」

彼女 「インフルか風邪かなー。

 私の以前の「謎の体調不良」もPCR検査を受けたらコロナ陰性でしたし。

 抗原検査はコロナ以外の色んなウイルスも引っかかるんやで。

 とにかく今は何も考えず寝ろ」

 

 

◆21日

午前中に何10回も電話してようやく1軒の市中医院で「月曜日のPCRの予約」が取れた。

 

少し落ち着いてきたので、友人達にもこの状況をLineで送ってみたら、何人かの友人から色々な反応が来た。

 

友人I(大阪在住、30代前半) 「コロナ症状はきついですか?」

友人O(鎌倉在住、60代前半) 「祇園祭(30万人)、凄い人出!それはかかるわ。お大事にー」

友人U(大阪在住、50代後半) 「お疲れ様です。こちらも会社メンバー、2家族で陽性者出ました。
 でもリモートワークなので移される心配はありません✌️」

友人M(渋谷在住、50代後半) 「ついにかかっちまいましたねー😅
 しかし、PCR検査が25日じゃ、それまでに治っちゃいますね。
 テレビでもやってましたが祇園祭、すごい人でしたもんねー。
 追伸
 行政を信頼するなんて、Kさんもヤキが回りましたね。

 25日じゃ、仮にコロナだったとしても陽性は出ないと思いますよ。感染者を少なく見せる京都府の作戦ですかね。

行政の手の平の上で、コロコロされてるKさん」

友人N(大阪在住、60才代前半) 「大阪も2万人超えたからな、
 お大事に、彼女と一緒に住んでるのではないのか?

 この間 会社の後輩夫婦と飲んでた。年齢差は50と35やった。嫁はんは彼の正直なところが良いと言ってた。
嫁はんの知らない事を教えたら、マジで怒ってた。
旦那が前に嫁はんに黙って故郷納税でウイスキーを貰って、車のトランクに隠したとか。
嫁はんは今回初めて故郷納税を使うと言ったので、旦那は2回目やと教えたら、嘘つかれた事が許せないと、50万円のバッグを買わさられるとか?」

友人D(神戸在住、60代前半) 「すごい爆発感染やね。
 わたしの時はちょうど感染者数が底辺の時だったからすぐに検査してくれた。逆にそんな時にかかるのも情けないけどな(笑)

 ところでワクチンは何回?

0回か。そりゃアカンわ。
 今後重症化せんことを祈るのみ」

友人F(奈良在住、70代前半) 「ワクチン未接種の人は後遺症が心配ですね」

友人K(神奈川在住、60代前半) 「おー、とんだ災難ですね。治療薬を48時以内に飲めば症状が軽く早く治るそうです。PCR検査で陽性なら、その場で無理矢理でも治療薬をゲット出来ると思いますが、25日だと遅すぎますね。

オミクロンは肺炎と呼吸困難が無ければ、大丈夫だと思います。今年になって感染した知り合い達は高熱、倦怠、激しい喉の痛みまでで収まっているようです。

本来なら診察なしですぐ治療薬を出せば良いのですが、薬害大国の日本はびびってやらないんですね。

Kさんの体力なら自己治癒できるとは思いますが」

 

 

◆22日

こうして、

何に感染したのかは不明なまま、俺は自主隔離が続いている。

今朝の体重は62.5kgまで減少!

ダイエットの目標値64.5kgを遥かに上回ってる!!(笑)

 

相変わらず「きょうと新型コロナ医療相談センター」には全く電話がつながらない。

つかえねー!!