俺の父がコロナに院内感染した。

 


23日午後、K病院/コロナ対応棟(東2F)内科/B医師から電話があった。

◆父の容態を説明してもらった。
 現状:軽症。
 CTスキャンを撮影したら新型コロナによる「肺炎の影」は確認されたが、現在は時々発熱があるだけで、呼吸困難な状況にはなっていない。

今後の処置:
もし悪化した場合、兵庫県「保健所のガイドライン」に沿って;
 1)中等症の場合: ステロイド薬(デキサメタゾン等)を処方する。(効果はあるが、副作用もある)
 2)重症化の場合: 抗ウイルス薬(アビガン、レムデシベル等)を処方する。

退院の指標: 兵庫県「保健所のガイドライン」では、
 A.発症後10日以上経過、
 B.自覚症状が無くなってから72時間以上経過、
になると退院ができる。

今後の見込み:
 コロナの場合、容態が急変する可能性があるので、今後の回復の見込み等はまだ不明。


◆こちらからの確認及び依頼事項:

1) ニュースでは兵庫県のコロナ患者は「変異型」が多いと聞いたが、父のコロナは何型か?

 → 特別な遺伝子検査をしないと判明できない。K病院ではその検査は全く行っていないので「どの患者が何型かは不明」です。

 

2) 父のように「後期高齢者、体力:低、持病:あり」の場合、「コロナからの生還vs死亡の割合」はどれぐらいか?

 → 個体差があるので、一概には言えません。

 20-30代でも重症化する人もいれば、90代でも無症状のまま退院する人もいました。


3) もし、今後危篤状態になった場合、
私の姉弟(父の親族)が東京と愛知に居て、会社を休んで兵庫県迄帰省するのに相当の時間が必要となるので、
可能な限り、早期に事前に教えて欲しい。
 → 了解しました。早期連絡を心がけます。

4) 臨終の時に家族の面会は可能か?

 → 感染防止の為、基本的に面会は不可です。

 死後であれば、接触はできませんが、短期間の対面は可能です。

 どうしても生前にという希望があれは、医療用防護服を完全着用して短期間のみの面会となります。

 

5) 父の最期の言葉を確認したいので、親族でも面会が不可であれば、iPad等を使用したリモート面会できる仕組みを準備しておいて欲しい。
 → 理解しました。コロナ以外の病棟では既にリモート面会の仕組みを導入済みなので、コロナ病棟でも同様の仕組みができるように準備させます。

と言う事だった。

 

 

医師は病気を治療しているが、患者や遺族の事を配慮するのは、やはり他の担当者(看護師?ソーシャルワーカー?)の方がよさそうだ、、(やれやれだぜ)