今年の1月、俺は留学時代の友人U(日本人、男、28才、中国語堪能、映画の助監督、独身、ひげ面でアラブ人風)と行ったタイで、猛暑の中なぜか風邪をひいた。
◆バイク事故→病院で治療
4日:ラン島でUのバイクに追突されかすり傷を追う。
5日:擦り傷が感染症にならないように、パタヤーに移動して日本語の通じる病院で診察。消毒して赤チンを塗られた。
午後に鼻風邪が開始。
6日:朝、下痢。終日悪寒。気温34度の中、長袖長ズボン&靴下を履いてバンコクへ移動。
7日:朝、咳と痰がひどくなり、バンコクで日本語の通じる病院で診察。
「ウイルス性の風邪の初期」と診断され、咳止め&痰切り&ビタミン飴を処方される。
ふらふらしながら23:50分発のタイ航空で関空へ移動。
◆帰国
8日:早朝、関空到着。その足で出社し、たまっていた業務を処理。
15時頃迄頑張ったが、ついに声が出なくなり、早退。自宅で初めて計った体温は39.1℃迄上がっていた。
9日午前:体温は38.0℃に下がるが悪寒は残っている。
朝から会社で管理しているゲストハウスへ監視カメラ取付工事が予定されていたので、無理してでも立ち合い。
11時、工事完了後、まだフラフラするので、最寄りの病院で診察を受ける事にした。
綿棒で鼻の奥から粘膜を採り、インフルエンザ測定キットに。5分を待たずAに線が出た。
医師に勧められた対策はイナビルという白い粉を8回に分けて喉の奥に吸い込み終了。
やっぱり日本は便利やなー。
「症状が安定後最低2日間は外出。出社は避けるように」と医師から注意される。
◆Nもかぜ?
9日正午:Nが正月帰省から戻ってきた。;
N:(Lineで)昨日から風邪でふらふらしてる。
Kさんに移すと困るから今日はおうちへはいけないよ。おいしいお鍋作ろうと思ってたけど、ごめんね。
俺:(Lineで)俺もさっきA型インフルエンザと判定された。とにかく病院へ連れて行くから三条京阪駅で待ってて。
N:(Lineで)ふらふらで歩けない。吐きそうで話せないからスマホで連絡して、、
俺:(Lineで)タクシーで行く。もうすぐ着くよ。
病院の看護師が40分前に治療に来たばかりの俺がもう一度来たのを見てびっくりしていた;
看護師:この人もタイで感染しはったんどすか?
俺:いいえ。彼女は10分前に東北から京都に戻ったばかりです。
看護師:??その10分でうつらはったんどすか?
俺:いいえ、違います。
いつ頃から具合が悪いの?
N:(スマホのメモで)「8日からです」
看護師:えっ、外国の人どすか?
俺:いいえ、日本人です。
看護師:せやかて、日本語を話さんと、スマホで、、、
俺:気持ちが悪くて、声がでないそうです。
看護師:ああ、そうどすか。ほならお嬢はんはこちらにきて下さい。
(5分後)
N:(Lineで)「A型インフルエンザだって。」
俺:看護師さん、A型に感染している二人が一緒にいたらお互いもう一度感染しますか?
看護師:いいえ、すでに感染してはるなら、もう一度は無いどすな。
俺:了解です。じゃあ帰ろか。
N:(スマホのメモで)「インフルエンザで会社は何日間休めるの?」
俺:症状が改善してから+2日間は外に出るなと言われたから、最短で日曜日迄は休みかな。
N:(スマホのメモで)「一緒にゆっくりできるね。」
俺:B型でなくてよかったな(笑)
二人で帰宅して、すぐに昼寝した。
◆新型コロナ発生
その数週間後、ニュースで「新型コロナウイルス」というのが世界中で感染している事が分かった。勿論タイも含まれていた;
N:Kさん、あの時私達はインフルエンザではなく新型コロナだったんじゃないの?
俺:分からん。
どっちにしろ、周りにうつさなくて良かったな。(笑)
これがコロナだったのか?否か?
真相は不明のままだ。(笑)