屋久島2日目、前回行けなかったヤクスギランドに行くことにした。



ヤクスギランドの入り口は標高1000mくらいの所にある。

ヘタレチャリダーの脚力では、そんな所まで上るのは無理(笑)。

バスで行くことにした。



これまでバスに乗る際、どこに座るべきかなんて特に考えたこともなかった。

だが今回屋久島でたくさんバスに乗って、旅でバスに乗る際のベストポジションがわかった。


最前列の左側だ。


今回の屋久島旅では何度もバスを利用したのだが、乗客はボク1人ということが度々あった。

バスが信号待ちで停車するのを待って、運転手さんにちょっと質問をする。

すると丁寧な回答が返ってきて、それからは他の乗客が乗ってくるまでずっと、運転手さんがいろんな話を聞かせてくれた。

運転手さんの方から話しかけてきてくれて、ずっと話を聞かせてくれるということもあった。

屋久島のバスの運転手さんはみんな気さくで人なつっこかった。



たくさんいろんな話を聞かせていただいたが、一番印象に残っているのは夏のピーク時の話だ。

夏には縄文杉の辺りが大行列になり、山岳ガイドさんが「立ち止まらないでくださーい!」と叫ぶという話は以前から聞いていた。

それを聞いて「やはり絶対に夏には来るまい。来るなら冬に限るな。」と思っていた。

そして運転手さんの話を聞いてさらにその思いを強まった。

夏にはバスを大幅に増便するにも関わらず、東京の満員電車のように寿司づめになるのだそうだ。

都会で仕事に疲れ、癒やしを求めてお盆休みを利用して屋久島を訪れると、皮肉なことにここでもまた満員バスに揺られることになるのだ。

くわばらくわばら。



屋久島には飲食店や商店が多くある地域が2ヶ所ある。

いずれも港のある宮之浦地区と安房地区だ。

ボクはその中間地点の空港前というバス停からバスに乗っていた。

早朝のヤクスギランド行きのバスだ。

ヤクスギランドにトレッキングをしに行く人しか普通は乗らない。



だがその日は、安房のバス停から不可解な客が乗ってきた。

若い女性の二人連れで、1人はキャリーバッグを持っている。

キャリーバッグ?

ヤクスギランドには初めて行くから道がどんな感じなのかは知らないが、普通のトレッキングコースのはずだ。

キャリーバッグなんてゴロゴロ運べないよ?きっと。

キャリーバッグを持っている方がバスに乗るなり運転手さんに尋ねた。

「このバスは荒川分かれのバス停で止まりますよね?」

なるほど、途中の荒川分かれのバス停でこのバスを降りて、縄文杉ルートの入り口の荒川登山口まで歩くつもりなのか。

このバスは荒川登山口までは行かないが、そっちに行くバスもあるからそこまでなら舗装路が続いているだろう。

そこまでならゴロゴロやって行ける。

だが、そこから先はやはりトレッキングコースになっている。

そこまでしかゴロゴロは行けないよ?

入り口にキャリーバッグを置いて縄文杉を目指すのか?

前回ボクが縄文杉に行った際は、違う入り口から入ったので荒川登山口がどんな感じなのか知らないが、そんなことができるのか?

それにもしできたとしても、普通は縄文杉を目指すなら日の出前から動き出すものだ。

今から行っても最終バスには間に合わないよ?

気になる。気になる。

彼女らはどうしようとしているんだ?

聞いてみたい。

話しかけてみるか?



ずっと悶々モヤモヤしながらも結局話しかけることはできず、バスは荒川分かれに着いた。

運転手さんがキャリーバッグの方に声をかけた。

「帰りの最終バスはここを15時半ですよ。」

やはり運転手さんも「普通そっちに行くなら縄文杉を目指すでしょ?到底間に合わないよ?」と疑問に思っていたんだろう。

「はい。ありがとうございます。」

女性は普通に返す。

ますます分からん!

ここで「えぇ?そんなに早いんですか?」とか、「えぇ?キャリーバッグで縄文杉まで行けないんですか?」とか言ってくれれば、なんだただの世間知らずのお嬢さんかぁと納得できたのに。

たまらず遂に運転手さんが聞いた。

「何しに行かれるんですか?」

「調査です。」

なるほど、そういう事か。

ようやく合点がいった。

彼女らはおそらく大学生で、動物か植物か昆虫か水質か地質か何かの調査を登山口近辺でするつもりなのだろう。

うまいこと胸の中のモヤモヤがきれいに溶けてなくなって助かった。



ほどなくしてバスはヤクスギランドに着いた。

入り口のそばでヤクジカちゃんが出迎えてくれた。

お前もなんかクレクレと言ってるなw

だが、確か屋久島では鹿や猿に食べ物をあげるのは禁止されている。

残念だったね。あげられないんだ。

ただ一方的にお前のかわいさを愛でるのみだ~!ウハハハ!パシャパシャ



キャリーバッグの話がやたら長くなってしまったので、いったんここで切ります。

なんか今回はいつにも増してヒドい内容だな(笑)。



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屋久島へは毎年2月に行くつもりだったのだが、5連休が出来たので急遽行くことにした。



鹿児島港へと自転車を走らせていると、口の中がジャリッとした。

口の中がジャリッ?なんだこれ?

すぐにハッと気付いた。

真横に威風堂々とそびえる桜島を見ると、モクモクと噴煙が立ち昇っていた。

ジャリッの正体は火山灰だ。



鹿児島へは何度か訪れているが、火山灰に触れたのは初めてだった。

考えてみると、それはたぶん運が良かったんだろうな。



地元の人にとってはごく当たり前のいつもの風景。

だがよそ者にとっては珍しい風景。

しめしめ♪さっそく旅のワクワクを得ることができたぞ♪



フェリーに乗る際は、できれば一番乗りがいい。

乗客が利用していいコンセントは、たいてい数ヶ所しかないからだ。



一番乗りでコンセントを確保し、すぐさま船内散策を開始した。

フェリーに乗ると、なぜかやたらワクワクする♪

前回も船内全域を散策したのに、それでもやっぱりウロウロしてしまう。

屋久島行きのもうひとつのフェリー ハイビスカスでも、大分から四国へ渡る宇和島運輸フェリーでも、宿毛フェリーでも、壱岐へ渡るフェリーでもウロウロした。

コンセントがあって もっと居心地の良さそうな客室はあるかな?

トイレはここね。
自販機コーナーはここね。
救命胴衣はここね。

そうして甲板に出て、船の舳先(へさき)に
裂かれた海の切り口が広がっていく様子を飽かず眺める。

寒くなってきて 客室に戻る。

ここまでが、フェリーの乗るといつも必ずやってしまうルーチン(笑)。



屋久島に着いた。



昼過ぎだったので、港の近くのカフェ風の店でトビウオ丼を食べた。

あんまりおいしくなかったし、量が少なかった。

よし、前回食べて感動した安納芋の焼きイモを食べることにしよう。



すぐ近くの土産物屋へと自転車を走らせる。

安納芋の焼きイモはなかった。


Noooooo!! An-noimoooooo!!

(iДi)


落胆しまくった。

ラクタンってなんかかわいい響きだな。



仕方ない。

途中どこかでパンでも食べることにしよう。



自転車を走らせていると、道沿いに笹寿司と書かれた小さなお店があった。

笹寿司ってどんな食べ物なんだろう?

気になるけど、寿司というからには高いだろう。やめとこ。

スルーする。



いやいや!ちょっと待て!

多少高くてもその土地の食べ物を食べるべきでしょう!

Uターンして笹寿司のお店に戻った。



中にはおばあさんが3人いて、お惣菜も売られていた。

笹寿司はコンビニのおにぎりくらいの値段だった。

たぶんコンビニおにぎりより小さいだろうから割高だが、どんな食べ物なのかを知る事に意味がある。



穴子を注文する。

なかなか出てこない。

笹でくるんであるということは、保存食ぎみの寿司なんだろう。たくさん作り置きしてあるだろうから、「はい」とすぐに手渡されて数秒で買い物は終わりだろうと思っていたのだが…。

どうやら注文を受けて作り始めたようだ。

おばあさん達はおしゃべりをしながらのんびり作っている。

よく見ると、ひとりはエプロンをつけていない。イスに座っている。

どうやらおしゃべりをしに来た近所のおばあさんのようだ。



アハハ♪

全くイヤな気はしない。

この小さなお店の中は、まさしく島時間が流れていた。

島に入ったのに、せかせかと自転車で先を急いだボクの方が間違っていた。

ボクもおばあさん達にならって、のんびりと待つことにした。



「良かったらどうぞ」

と、おばあさんがお茶を出してくれた。

お茶の横には小鉢があり、ふかした小さな芋が二つ並んでいた。

ん?

えっ?

「この芋はもしかして…」

「えぇ、安納芋です。」



びっくりした。



前回食べた安納芋の焼きイモは感動するくらいおいしかった。

昼ご飯が足りなかったし、焼きイモを食べた店はすぐ近くだったから立ち寄った。

しかし安納芋の焼きイモは売っていなかった。

安納芋はあきらめた。

一度通過した店に引き返して立ち寄った。

待ち時間にどうぞ、と出てきたのはまさしく安納芋だった。



なんだこれ?

なんなんだこれは?



旅をしているとこんな不思議なことがしばしば起きる。



胸の奥がなんだかざわざわする。



土産物屋で食べられなかった話を興奮ぎみにして、何度もお礼を言って念願の安納芋をいただいた。

黄金色に輝いている。

とても甘くてとてもおいしかった。

前回は売り物を買って食べたわけだが、今回はおばあさんの暖かい心づかいという最高の調味料付きだ。

今回の方がはるかにおいしかった。



しばらくおばあさんと話をして、穴子の笹寿司と惣菜コーナーの唐揚げを買って店を出た。



途中で海の方へ下っていって、笹寿司と唐揚げを食べた。

エビ、鯛、鮭といろいろあったが、作り置きだとしたら火が通っている穴子が無難かもと思って穴子を選んだのだが、写真映りは鮭の方が良かったかな?

それにもしかしたら、エビも鯛も鮭も笹寿司の場合は全て、生ではなく火が通った物だったかもしれないな。

笹の香りが酢飯に移っていて、初めて食べたのになんだか懐かしい味だ。

ちまきを思い出すのだろうか?



波の音が心地いい。



のんびり海を眺める。



ぼけ~…



う~ん、これぞ島時間♪



空にはスーパーマリオの背景のようなかわいい雲がプカプカと浮かんでいた。



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今年も福岡オクトーバーフェスト2014に行ってみた。

要するにドイツビール祭りだ。


去年の写真だが、お目当てはこれだ。

お目当てはドイツビールではない。

極太ソーセージでもない。

小さなパンだ。


ずっと前にサッカー番組の中で、ドイツのブンデスリーガ観戦旅行の映像が流れ、

「ドイツでソーセージを買うと、ソーセージをつまむための小さなパンがついてくる。」

という事を知った。


これがボクのハートを鷲掴みにした。

女子風に言えば、キュン死にした。


食べるためのパンではなく、アツアツのソーセージをつまむための小さなパン!

食べたい!

てか、つまみたい!

いつかドイツで食べるぞ!

いや、つまむぞ!


そうして昨年思いついた。

「そうだ!ドイツビール祭りに行けばあるかも!」


全ての露店を回ったが、そのスタイルで売ってるお店はひとつだけだった。

開場してすぐで、まだ閑散としていたので

「他の店はみんな分かってないですよ。分かってるのはここだけですよ。」

と、話し込んだ。

一度にたくさん買うのではなく、ちょこちょこひとつずつ買いに行き、その度に言葉を交わした。

その結果すっかり仲良くなった。

今年もあの店はあるだろうか?

去年のメンバーのうち1人くらいは今年もいるだろうか?


テクテク会場へと向かう。


途中の神社で記念写真を撮っている様子がかわいかったので、撮影者ごとパシャリ。


お、安い。

初めてのお一人様クレープ。

食べ始めて激しく後悔した。

男がひとりでクレープを食べている絵ヅラはイタ過ぎる!キモ過ぎる!

早くこの拷問から逃れなければ!

自分で買ったんだけど(笑)。

急いで食べた。

味わう余裕はなかった(笑)。


お、ホットクときな粉かき氷だ。

福岡でも食べられるんだ~。

現地で食べたいけど。


会場についた。

ひと通り回ったが、やはり今年もソーセージに小さなパンがついてくるのはあの店だけだった。

バイトは去年と同じ人は1人もいなかった。

やはり超短期バイトなんだな。


ソーセージとビールを買った。

え?

パ…パンが!

パンがぁぁぁぁぁ!


パンがひどく貧相なパンに変わっていた。
 
コレジャナイロボ!


来年はもう行かない。

あぁ望み通りのソーセージはもう食べられないのか…。


仕方ない。

ドイツに行こう。



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