最近 プライベートが慌ただしくなり、なかなかブログを書けないでおります。


なので これまでのようにダラダラと長ったらしく書くのは時間的に難しいので、簡潔に書きたいと思います。


ん?それってむしろいい変化やん(笑)



では、太忠岳登山の続き


太忠岳での行程は終始 時間との戦いだったので写真はあまり撮れていません。なのでネットに転がっていた画像を集めてみました。


これが 太忠岳の山頂にある天柱石を遠くから撮った写真。

太忠岳の山頂は巨石の先っぽ。


普通だったら天柱石の左側に写っている山の最上部が山頂になる所なのに、なんだか面白い。


上の写真よりちょっと右から

反対側から

背中から

下方に雲があると、雲上に浮かんでいるかのように見える。



ボクの登山の話に戻ります。


天柱石が見えて、あとほんの少しでゴールだ!


…という所でそれは現れた。


それがこれ

長いロープ。


山頂に近づくにつれ 何度かロープを使って登る所はあったが、あとほんのちょっとでゴールという所で、バテバテの疲労困ぱいで もう体力はごくわずかしか残っていないという所で、この登山道で最長のロープ登坂が現れたのだ。


ロープの長さは10mくらいだろうか。
いや、もっとあっただろうか?


目にした瞬間に思わず叫んだ。


「マジか!これ登るんかい!」

ヒーコラ言いながらも なんとか登りきると、ゴールの石の広場には先客がいた。


女性の四人組だった。

石の広場は足場が斜めになっている。ちょっとでもバランスを失えば、いったい何十m落ちていくことになるのかわからない…。


「ここここんにちは。ここめっちゃ怖いですね。」

四人組としばし言葉を交わした。



彼女らはレンタカーで来て、早朝から時間をかけてゆっくり登ってきたらしい。


「やっぱここはレンタカーで来ないとヤバいですよね。バスだと時間厳しすぎですもん。」


「あ、さっきボクが叫んでたの聞こえてました?w」


石の広場はホントに怖かったのに、こんなに多人数で写ってる写真もありました。

てか天柱石って、なんか石のゴーレムみたいやな~。ズボンのポケットに両手を突っ込んでちょっと前かがみのゴーレム。


この画像なんか目のくぼみみたいなのまで見えてるし。



石の広場に着いたのは、12時10分頃だった。

12時30分が持ち時間のちょうど中間の時間だから、12時50分までなら昼休みを取っていいということになる。


だが、おにぎりを1つ食べ、お茶をちょっとだけ飲み、すぐに出発することにした。


帰りの道中、どんなアクシデントが起こるか分からない。あまりのんびりもしていられない。


ここは怖くて落ち着かないし、帰りは下りが多いし、少しでも体力が回復すればいいや。


前回書き忘れていたが、登山開始前に自販機で飲み物を買うつもりだったのだが、見当たらなかったので、飲み物はお茶500mlしか持っていなかった。


普段登山なんてやらないのに、できるだけ駆け足で登り降りし、休憩はほとんど取らず、飲み物も節約したいからほとんど飲まず、昼メシはおにぎり1つ、昼休みもごくわずか。


前回、屋久島の雪山で本当に死にそうになったのに、相変わらず山をなめてるよw 自然をなめてるよw いい加減 学習しろー!w


12時20分頃、四人組に別れを告げ 復路をスタートした。


が、斜めの広場からロープに移るのがまためっちゃ怖いw


ロープから広場に上がるのも難儀したのだが、下るのもめっちゃ怖いw


別にボクがビビリなわけではない。


高い所が怖いというのは、落ちたらどんな感じになるのかという想像力が豊かすぎるのだ。


別にビビっているわけではないw



「あれ?まだお兄さんの手が見えてるよw」

という声が聞こえた。


手首から上だけを駆使して、落ちていくかのようなパントマイムをしてみせた。


四人組が笑う声が聞こえた。

よっしゃ!


また手を岩の上にニュッと出して、手を降った。



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ヤクスギランドには、初級コース・中級コース・上級コースと3つのコースがある。

ヤクスギランドの全域を見て回れるのは上級コース。紫のラインだ。


当然ボクは、全部見たいから上級コースを回る。



さらに上級コースの中間地点⑮には、太忠岳へと続く登山道の入り口がある。

そこから太忠岳の山頂まで往復するのにかかる時間は5時間と書いてある。

ヤクスギランドの上級コースを回る所要時間は2時間半と書いてある。

合計すると7時間半だ。



ヤクスギランド行きの一番早いバスに乗ってヤクスギランドに着いたのが午前10時。

帰りの最終バスはヤクスギランド前のバス停を15時10分発。

その間は約5時間。



バス会社のいじわる!

なんで最終バスがそんなに早いねん!

太忠岳に行ったら最終バスに間に合わんやん!



さてどうしよう。

ヤクスギランドのみをゆっくりのんびり回るか、太忠岳も駆け足で回るか。



太忠岳の山頂にある天柱石というのが、かなりすごいらしい。

それは是非見てみたい。



散々迷ったが、できるだけ急いで上級コースの前半を回り、登山道入り口にたどり着いた時点で太忠岳に行くかどうかを決めることにした。



平坦な道では時間短縮のためにできるだけ走った。

走る走る。

お、いい感じの景色だ。

パシャパシャ。

走る走る。

お、いい感じの渓流だ。

パシャパシャ。



うわ!バスツアーの団体さんが列をなして道をふさいでいる!

そろりそろり。

「すんません。すんません。」

そろりそろり。

「すんません。すんません。」



ヤクスギランドの初級コースは、屋久杉を見られるトレッキングコースの中でたぶん最も楽なコースだ。

そのためバスツアーの団体さんが多く訪れるようだ。



しばらく行くと、少し開けた所に出た。

休憩スペースの東屋があり、いくつかの案内板が立っている。

ヤクスギランドの上級コースの中間地点、太忠岳への登山道入り口に着いたようだ。



ヤクスギランドの入り口からの所要時間は約30分だった。

パンフレットに書いてある所要時間の目安の半分以下で回れた。

始バスと終バスの間は5時間。

ヤクスギランドの後半もおそらく30分で回れるだろう。

残りの4時間で、5時間かかる登山道を踏破できるか?

走ればいけるんじゃね?

よっしゃ!行ったれ!



登山道に入ると上り坂が多くなったが、たまにある平坦な区間はできるだけ走った。



途中で数匹のヤクザルに出会ったが、遠かったのでスマホのカメラではうまく撮れなかった。


綺麗な景色や立派な屋久杉もたくさんあったが、急いでいたのであまり撮れていない。




やっぱりこっちに来たのは失敗だったかなぁ…。

太忠岳に登れば天柱石を見ることができるが、全行程を駆け足で回らなければならなくなる。

太忠岳に登らなければ、屋久杉ランドをゆっくりたっぷり楽しむことができる。

どちらが良かっただろうか?

なんて今さら考えたところでもう遅いか(笑)

もうすでに太忠岳への登山道に足を踏み入れてしまったのだから、後はもう最終バスに間に合うようにひたすら前進するしかないか。



上へ上へと登るにつれ、道はどんどん険しくなっていく。

こんな風にロープを使って登る箇所もいくつも現れた。


めちゃめちゃしんどい。

やはり、普段全く山登りなどやらないボクなんかが 走って山を登るだなんて無理無茶無謀だったか…。



行けども行けどもいっこうに山頂は見えない。

ヤバいぞ。時間がなくなってきた。

往路のタイムリミットは、12時30分と決めていた。

フリータイムは5時間。

往路に使える時間を最大で2時間半とし、
復路に使える時間を最大で2時間半とすると、12時半までに山頂に着かなければならない。

もし12時半になっても山頂にたどり着けなかったら、そこであきらめて登って来た道を下ることに決めていた。

さらに昼メシ休憩を考えると、12時15分までに山頂に到着して、12時45分までを昼休みにしたい。

12時15分になっても着かなければジワジワと休憩時間が短くなり、12時30分になってしまったら休憩時間を取るのはあきらめて引き返す。

そう決めていた。



まだか?山頂はまだか?

焦りながら登っていると、次第に風景が変わり始めた。

巨石が次々と現れ始めた。


みるみる道は巨石に囲まれ、巨石の間を縫って歩いてゆく感じになった。



険しさもさらに厳しくなった。

いやはや、山登りをやる人はマジでドMだな。

よくこんなこと好きでやるもんだ。

めちゃめちゃしんどいし、足をすべらせたら一発で死ねるやん。

ホント理解に苦しむわ。



ぶつくさヒイヒイ言いながらもひた登る。



そして遂に天柱石が見えた。




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バスの話を書いてて思い出した。

前回の屋久島旅でも、バスで奇妙な乗客に出会った。



その日は中途半端に時間が空いたので、紀元杉と呼ばれる屋久杉を見に行くことにした。



ご存知の通り屋久島には、樹齢の高い立派な杉が数多くある。

そのうち1000年以上の物になると、高さも太さもひときわ立派になり、樹皮の模様も若い杉が直線的なのに対し、曲線的で異様なものになる。

それらを総称して屋久杉という。

そして屋久杉の中でも特に風格のある立派なものや、特徴のある形をしたものにはニックネームのような名前がつけられる。

縄文杉だとか、紀元杉といった具合に。



屋久杉は標高の高い所にしかないので、普通は山中をトレッキングしないと見られない。

しかし唯一紀元杉だけは舗装された道路沿いにあるので、「車で会いに行ける唯一の屋久杉」というコピーがついている。



バスの時刻表を調べると、港町安房から紀元杉まで山道を上っていくバスは、終点の紀元杉に到着すると15分ほどそこに停車して、その後に今度は紀元杉前から安房へと山道を下るようだ。

よし、うまくいきそうだ。

山道を上る最終バスで紀元杉まで行き、わずかな時間ではあるが紀元杉を見た後に、今度は乗ってきたバスに乗って同じ道を下って帰ればいい。



バスに乗った。

大学生くらいだろうか、若い男性がひとり乗っていた。

左側の最前列に。

このバスに乗っているということは、まず間違いなく彼も紀元杉が目当てなのだろう。

カメラも持っているし。



彼に会うのは初めてではなかった。

フェリー乗り場で、バスの1日乗車券について書かれた掲示物をずっと見ていた姿を覚えている。



バスが紀元杉前バス停に着いた。

って、おいおい!紀元杉前ってゆ~名前のバス停なのに、紀元杉からちょっと離れた所に止まるんかい!

走って紀元杉に向かう!

運転手さんが声をかけてくれた。

「出発は15分後ですからね~。」



走っていて気が付いた。

あれ?彼がついてこない?

カメラの設定でもいじってるのかな?

それくらい着くまでにやっとけよ~。

わずかな時間しか見られないんだから。



紀元杉にはすぐに着いた。

初めて見る屋久杉に感動して、まじまじと眺めたり写真をたくさん撮ったりした。

彼はまだ来ない。

あれ?遅すぎないか?



バスに戻ると、彼は座席に座っていた。

「え?行かないの?すぐ近くだよ?」

「はい、いいっす。」



わけがわからないw

紀元杉行きのバスに乗り、長い時間をかけてやっと紀元杉まで来たのに、バスを降りて少し歩けばすぐそこに紀元杉があるのに、彼はそれを見ないで帰ると言うのだ。

そんなに興味がないのかもしれないけど、せっかくここまで来たんだから一応ちょっと見ておけばいいやんw

てか、興味ないならなんでわざわざここまで乗って来たのさw

いくら考えてもわからない。

釈然としないまま、とりあえず座席に座った。



バスが動き出す。

高所を走るバスだ。

車窓から見える景色がとても美しい。

ふとある物が目に入った。

彼がデジカメで撮った写真をひとつひとつ確認している。


バスの写真ばかりだった。


そういうことか。

彼の目的は、紀元杉を見ることではなかったのだ。

紀元杉まで行くバスに乗ることだったのだ。



屋久島のバスの運転手さんは気が利いている。

「左側をご覧ください。」

絶景が見えるスポットでは車内アナウンスで教えてくれる。


バスの車内アナウンス?

胸がチクッとするのはなぜ?

まぁそれは置いといて、話を進めます。


そして運転手さんは、特にいい景色が見える場所ではバスを止めて撮影タイムをくれる。

路線バスなのになんて親切なんだろう。

バスの窓枠が写真に入らないように、できるだけ窓ガラスに近付いてパシャパシャ撮った。

あれ?バスマニアの彼はボクと撮り方がだいぶ違うようだぞ?

窓ガラスから離れて撮っている。

ボクは「絶景のみを撮りたい。写真に窓枠が入っちゃダメ。」という考えだが、彼はきっと「車窓からこんな絶景が見えたという記録なんだから、写真に窓枠が入ってなきゃダメ。」という考えなのだろう。



そう言えば、彼は左側の最前列に座っているが、ボクにとってそこは「運転手さんと話ができるベストポジション」なのだが、おそらく彼にとっては「運転席や運転技術を観察できるベストポジション」なのだろう。



いやぁすごく面白い人に出会えた。

紀元杉を目の前にして見に行かないだなんて、好きな事のみにありったけの情熱を注ぐという姿勢が頑固一徹に徹底されている。



人それぞれ好きな事は様々だ。

それぞれが好きな事を満喫して、自分の人生を豊かにすればいいと思う。

趣味でもいい。
家族でもいい。
仕事でもいい。

何に重きを置くか。

お金と時間と体力を何に使うのか。



う~ん、バスマニアの彼にだいぶ遅れをとっているな。

もっともっとあちこち見て回って、その土地のおいしい物を食べて、その土地の人と話をして、自転車に乗って、サッカーを見て…

あぁ!多過ぎる!(笑)



てか、ヤクスギランドの話が全く進んでない(笑)。

下の画像はヤクスギランドに入ってすぐの所にあるくぐり杉。


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