緑陰道路は花街道 | ケンちゃんのブログⅢ

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大野川緑陰道の四季を彩る動植物

 

 

師走の緑陰道路にも

刻は流れ

季節は静かに

移ろいでいます

 

去り行く秋を

惜しむかのように

皇帝ダリヤが未だ咲いてます。

 

 

君と見て

一期(いちご)の別れ

する時も

ダリヤは紅し

ダリヤは紅し

(北原白秋)

 

 

 

 

 

ランタナも必死の頑張り?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時の流れに任せる?唐楓・・・

 

 

我(わ)が宿(やど)に

もみつ蝦手(かへるて)

見るごとに

妹(いも)を懸(か)けつつ

恋(こ)ひぬ日なし

(田村大嬢 たむらのおおいらつめ

 

 

 

 

 

 

 

時節に抗しても抗し切れず・・・

 

 

静かなり

風の示すに

したがひて

葉を散らすべき

銀杏なれど

(与謝野晶子)

 

 

 

 

 

 

 

 

逝く秋の

空青くして

山茶花も

われも日に照る

道にてかなし

(黒田淑子)

 

 

 

 

 

 

 

髪をすく

汝(な)がゆびさきの

うす赤み

おびて冬きぬ

さざん花の咲く

(前田夕暮)

 

 

 

 

 

 

待望の時節到来?

枇杷の花が開花

 

 

枇杷の花を詠んだ歌ではなく

歌の中に

笹・松・枇杷・芭蕉葉と

4つの植物名が読み込まれた

言葉遊びの物名歌を一首

 

いささ(笹)めに

時まつ(松)間にぞ

日は(枇杷)へぬる

心ばせを(芭蕉)ば

人に見えつつ

(古今集 物名)

 

 

 

おまけは・・・

 

 

「シマ子姐はん何時まで寝てはるん?」と、

シマ子を気遣うトラ子ちゃんと

 

 

 

 

 

 

 

朝日を浴びて爆睡中のシマ子姐さん

 

 

簡単措辞な更新にも拘りませず

最後までお付き合い賜りまして

誠に有難う御座いました。

 

多忙な歳末ですが

ご自愛専一の程

お祈り申し上げます。