緑陰道路は花街道 | ケンちゃんのブログⅢ

ケンちゃんのブログⅢ

大野川緑陰道の四季を彩る動植物

 

 満開の桜と・・・

 

 

 

今を盛りのソメイヨシノ

 

やどにある

桜(さくら)の花は

今もかも

松風(まつかぜ)早(はや)み

地(ち)に散(ち)るらむ

巻八 1458

〈厚見王=あつみのおおきみ)が

久米女郎(くめのいらつめ)に贈った歌

 

世間(よのなか)も

常にしあらねば

屋戸(やど)にある

桜の花の

散れるころかも

巻八(1459)

(久米女郎=くめのいらつめ)

厚見王に久米女郎がこたえて

贈った返歌です。

 

 

 

 

 

 

 

そして、花の散ったあとは・・・

 

 

寂しく一粒の梅の実

 

万葉集に梅を歌った歌が120首

殆ど梅花を詠んでいますが

実を詠んだ珍しい歌を一首

 

妹が家に

咲きたる花の

梅の花

実(み)にし成(なり)なば

かもかくもせむ

(藤原八束)

 

 

 

 

 

下の画像は落花したアーモンドですが

 

 

 

既に小さな実をつけています、

 

 

 

 

 

 

 

上の画像を

 

 

大きくトリミングすると

産毛の生えたアーモンドの実が

沢山ついています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「花も実もある

エー季節になって来たなぁー」と

シマ子は感慨深そうに

緑道の移ろいを

観察してました。