一週間
春秋より
ロシア民謡の「一週間」はスローな生活ぶりが、弾むリズムと悲しげな旋律に似合わない。
暇でも忙しくても、一週間は七日で終わる。
始まりと終わりがあるから気持ちを切り替え、また頑張ることができる。
だが、今年の日本の自動車業界は事情が違う。
電力需要を調整するため、土日に工場を動かし、木金を休業日としたが、評判は散々だ。
自分の会社が休みだといっても、顧客や取引先には関係ない。
結局、木金も出勤し、疲れをためて体調を崩している人が続出しているそうだ。
ロシア革命後の旧ソ連でも国民ひとり一人に別々の曜日で休日を割り当てていた時期がある。
社会全体の効率を上げる工夫であったが、たった二年で廃止したのは 世間とのズレが苦痛だったからだ。
首相が変わる。
気分に区切りをつけて、楽しく一週間を送れる国にしたい。
ken