おすすめ映画『エイリアン2』

1986年[アメリカ]

監督にジェームズ•キャメロンを迎えて前作を上回った作品。
ただのSFホラーではなく人間ドラマもうまく組み込まれています。
個人的にはエイリアンシリーズで一番好きな作品です。

地球に戻った主人公リプリーは、エイリアンの話をしても誰にも信じてもらえず、しかも悪夢にうなされるようになってしまいます。
こうした背景を作ることで、もう一度恐縮の惑星に向かう理由づけになります。

そして再びエイリアンとの死闘が繰り広げられるのですが、ここにスパイスとして惑星でずっと一人で生き延びてきた少女・ニュートを登場させることで、リプリーの母性を描写しています。
さらにやっと倒したエイリアンには、「母」であるクイーンがいることがわかり、ラスボス二段構え。ターミネーターぐらいしつこい!
これで主人公のピンチがより煽られ、もう視聴者はハラハラが止まらないわけです。

時折、アンドロイドのビショップが人間らしい行動をとると何となく嬉しくなってしまいますね。

ラストは母親同士のガチンコ対決となりますが、この手の映画はエンタメとして何も気にせず、その都度ビビりながら観てほしいです!