おすすめ映画『ノック』
2023年[アメリカ]
M・ナイト・シャマラン監督の作品。
怖さと温かみが共存しているような、この監督独特の世界観は本当に大好きです。
本作の設定もよくもまぁ考えたなぁと発想の豊かに脱帽です。
まずは発想すること、そしてドラマとして成立させること。
後者の方はもっと大変なのですけどね。
ドラマの根幹であるのが、主人公の「究極の選択」です。
これがいくつもないと、スルスルと引っかかりのないストーリーが進んでいる印象になります。
とはいっても、主人公がいつも生死をかけてギャンブル船エスポワールで勝負をするわけではないので、同じような効果を出すために、主人公がその選択で無くすものを大きくするのです。
この作品でいうなら「娘」がそれにあたります。
しかも、この家族の場合は、大多数の家族とは違い、同性愛者カップルがやっと手にした子どもです。
さらに子どもの人種を変えることで、親の愛情の深さをより伝える表現になっています。
実際に世界中で様々な天変地異が起こっていますが、すべて人間の究極の選択の延長線上にあるのだろうかと、つい想像してしまいました。
今回の「シャマランを探せ!」はわかりやすかったですね。