こんばんわ。
セルフマネジメントプロデューサーの斉藤です。
昨晩はBee-msグループ 岐阜エリアでのリーダー研修で
相手を観察し誘導するまでのワークをしました。
コミュニケーションとは「リレーション」という感情の交流です。
言葉や仕草、態度、表情などの手段を使い
「感情」を交流させることがコミュニケーションの本質にあたるわけですが
人は深層心理的に、自分と似ている人に心を開き始めるわけで、
そのために、まずは相手をしっかり観察して
自分自身のパフォーマンスを相手に合わせてマネジメントするわけです。
すると、今度は次第に、相手があなたとの言動に一致を起こし始めるわけです。
これが「姿勢反響」と言われる心理現象ですね。
意見や価値観が似ている仲の良いグループでいると、
何故か同じタイミングで食べ物を口にしたり、
飲み物を飲んだり、頷いたりするものです。
ひとりがティーカップに手を伸ばせば相手もカップに手を伸ばし、
ひとりが足を組めば、相手も足を組んだりと、
その姿勢や動作が一致する確率は驚く程高いわけです。
一般的には「阿吽の呼吸」と表現されることも多いものですが
辞書には「阿吽の呼吸とは、二人以上の人が何かをするときの、
微妙な気持ちや調子。また、それがぴたりと合うこと。」とあります。
しかし、これは偶然に微妙なタイミングで合うのではなく、必然なわけです。
これはお互いに「同じ思いですよ」というメッセージを送り合っているとされ、
親密度が高ければ高いほど、似ていれば似ているほど、
共感の度合いが強ければ強いほど、姿勢反響が多く起こります。
だから、まずはあなたが相手の姿勢、思考、動作、仕草、言葉などに
意図的に同調を起こしていくと、
相手は次第にあなたに心を開き
「姿勢反響」を起こしてくるわけです。
すると、相手の行動をマネジメント出来るだけでなく
相手がいま思っていることや悩んでいることなど
「感情」が共鳴して理解できるようになってきます。
これは霊的なものではなく、
いわゆるマッスルリーディングのような
微妙な表情や筋肉の動きや変化に
あなたが気づき、反応するようになるわけです。
とかくこれを人は「直感」と表現したりすることもありますが
男性に比べて女性の方が直感力が高く
男性の嘘を見破る傾向がありますよね。
これも女性は男性が嘘をついたときの
無意識に微妙な表情や声、動作などの変化に気づき
反応しているわけです。
いずれにしても
まずはこれまでの数倍意識して、
相手を観察してみることで
見えてくるもの、感じるものが変わることを
実感していただけると良いかと思います。
本日もお付き合いいただきありがとうございました。