日本は安全・安心で品質の高いものを作り、届けることができる
これは世界に誇れることだと海外にきてますます感じる
ただ、これほどの品質を望む人たちがどのくらいいるかは別にしてだが。
日本人は几帳面な民族でもあるのか、非常に品質にはうるさい
他の国ではそこまでではないことが多い
多少、箱が引っ込んでようが、あまり気にしない。
説明書とかなくてもいい、その分安ければ。
という発想だ。
海外に来てそういういい加減さに驚くが、慣れればむしろそちらの方が快適なことがある
ただ、それではいけないものもある
医療や食だ
やはり安全・安心・高品質で作り、届けてもらう必要がある
もう一つ。交通もそうではないだろうか。
注目してみていたものにインドネシアの高速鉄道だ。
こんな記事がある。
インドネシア高速鉄道 白紙一転、中国案を採用 官房長官「極めて遺憾」
日経新聞 2015年9月30日
記事によると、
「インドネシア政府は29日、日本と中国が受注を競っていたジャワ島の高速鉄道計画について、中国案を採用する方針を日本政府に伝えた。中国側が破格の条件をインドネシア側に提示したためとみられる。インフラ輸出を成長戦略の柱に据える安倍政権にとって、大きな痛手となる。」
ということだ。
一時は日本有利だったのだが、その後中国が出てきて、最終決定で白紙に戻った。
その後、急に中国側に決まった。
作るだけでなく、安全に運行するノウハウを考えれば、日本だ
ただ、それだけでは動かない。
交渉力も大切だ
それは、民間だけではなく、官も持つ必要があるし、
官・民の連携も重要
インフラ輸出を目指す日本。
いいものを作って売るだけでは難しい。
世界に安全・安心・高品質なインフラを提供するためにも、
ぜひ、世界と渡り合える交渉力ノウハウを官・民連携で身に付けて欲しいと感じた記事でした。