膀胱全摘、新膀胱後、気になっていること | 膀胱癌闘病|けんざぶのブログ

膀胱癌闘病|けんざぶのブログ

46歳で膀胱癌を発症し、化学療法2クール施行後、膀胱全摘術(尿路変更は新膀胱/代用膀胱)をおこないました。闘病ブログです。同じような立場の方に参考にしていただければ幸いです。

(2023年8月30日の日記)
新膀胱になって現在半年後ちょっと経過。
今気になってることを挙げてみます。

・鼠蹊部の痛み・違和感が最近強くなってきた

踏ん張るたびに鼠蹊部に違和感があり、軽ーく痛むことがあります。
そりゃ毎回気張ってたらお腹の組織が出口を求めてはみ出ようとするよね。
論文とかみると新膀胱の長期の合併症として鼠径ヘルニアはやはりあるようだ。
鼠径ヘルニアになったらとうぜん手術だろうが、その間おしっこはどうするのだろう。
踏ん張らないと出ないから毎回導尿になるのかな。大丈夫かな。
今から心配してもしょうがないがやはり気になってしまう。

・括約筋を緩めるためなら肛門を開く感じにするが痔になりそうで怖い

括約筋を緩めないと尿は出ない。
特に自分は括約筋の緊張が強いようなので排尿のときは肛門を開いて括約筋を緩める必要がある。
なので、知らないうちにお尻からうんこや粘液が漏れていることがあるので、最後はお尻を拭いている
そんな感じで肛門も踏ん張るので痔になるリスクが高くなるのでは。
肛門もそうだし、会陰の方にも違和感があって負担がきているだろうなぁ、
もともと少し痔を指摘されていたことがあるので長期的に心配です。
なるべく排尿の後は肛門をキューっと閉めて引っ込めるようにはしてるけど効果あるかな。
やらないよりは良いか。
もし痔になった場合は手術かぁ。
手術するとしばらく踏ん張れなくなるけどどうしようか。
また結局自己導尿か。
しばらく頻繁に導尿しても尿道の負担は大丈夫かなとまた心配になる。

・下肢の蕁麻疹

術後しばらくしてから足が痒くて蕁麻疹がよく出るようになった。
ひどい時は両脚全体が真っ赤っか。
抗ヒスタミン薬で抑えたりしているが、これはやや尿を出にくくする作用があるのでずっと使って良いものなのか。
ひどい時は飲むようにしているが。
骨盤内のリンパ節郭清をしていて下肢のリンパの流れが悪くなっているせいだと思うので流れが回復してくれて落ち着いてはくれることを願うしかない

・勃起障害

術後は勃たなくなった。
寝ていたりすると少し大きくなったりはするが反応は鈍い。
先生は、術前に神経はある程度温存はするようにするが勃たなくなることもあるとも言っていた。
EDの薬など飲んでリハビリするように言われたが。
回復まで1,2年かかったりすることもあるようなのでもう少し様子をみよう

・やっぱり、排尿困難、尿道狭窄が心配

自分の最大の心配事はやっぱり尿が出にくいことだ。
そもそも3時間ごとにトイレに行かないといけない上に、排尿困難で毎回時間がかかってしまうのはしんどい。
ものすごくいきむことで頭痛がしたり、逆流性食道炎や鼠径ヘルニア、痔なども心配。
そもそものこんなことを何十年も続けられる自信もない。
自己導尿でうまく負担を少なくできれば良いがやはり尿道の痛みが心配
導尿の度に細かいことは傷が増えてしみる痛みが増す。そ
そして傷が治る力でだんだん尿道が狭くなって狭窄狭窄になるのが心配。
尿道が狭くなったらさらに排尿しにくくなって導尿さえもしづらくなるだろう

こんな感じで心配は尽きない。
ただ、まだ半年しか経っていないし、状況が良くなる可能性もある。
心配して症状が改善するわけでもなく、なるようにしかならないので、あまりに心配せずにその時その時の状態にうまく適応するようにしないとだなぁ