排尿困難 | 膀胱癌闘病|けんざぶのブログ

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46歳で膀胱癌を発症し、化学療法2クール施行後、膀胱全摘術(尿路変更は新膀胱/代用膀胱)をおこないました。闘病ブログです。同じような立場の方に参考にしていただければ幸いです。

(2023年8月11日の日記)
最近尿が出にくくなった。
残尿が残ることが増えた。
ちょうど半年経って傷が柔らかくなって新膀胱が馴染んで腹圧がかかりにくくなったのかな。

特に朝方は出ずらい。
250以上貯まってるはずなのに2,30分頑張っても100ccとかしか出なかったりして、落ち込む。

夕方から夜にかけては通常、尿量は少し減って時間あたり70〜90ccくらいだが時間50ccも出なくなった。
夕方や夜は活発に動いているせいか新膀胱の動きも活発で排尿やすい傾向がある時間帯。
それにも関わらず出にくい。
上腹部に力を入れてみたり、尿道を緩めてみたり、背中に押し付けてみたりするがなかなか出ない。
踏ん張って出ない場合、尿がもう少ないのか、残尿はあるが出にくい残のかどちらか分からない。
ただ、水分はしっかり摂っているし、尿が出しきれていないのだろう
冒頭でも書いたように、手術から半年くらい経って新膀胱が変に馴染んで出にくくなってしまったのかもしれない。

自己導尿ができれば良いのだが、自己導尿すると尿道がしみて痛くなる。
慢性的に傷つけると尿道狭窄が起こってしまうと怖いので自己導尿はできるだけ避けたい
多少残尿があってもトイレにこもって踏ん張ってなるべく出すようにはする。
ただ、明け方は出にくいのでどうしても自己導尿が必要になる。

ちなみに、排尿の際は、毎回踏ん張って息を堪えるので、こらえた後急に心臓に血流が戻るので心臓がバクバクする。鼠蹊部も痛いと言うか違和感がある。
これは鼠蹊ヘルニアになりそう。
尿道を緩めるときに肛門を開くので肛門も痛くなる。
痔になりそう。
こんなことを一生続けるのは難しいだろう。
この先どうなっていくのか。
尿が出ないと本当に落ち込む。
そして最近落ち込むことが多くなった。

寝ると腸が休まってお腹も空いてしまうせいか尿は出にくくなる。
先ほど書いた通り、特に朝方は出にくい。
自己導尿をなるべく避けるため、とにかく眠い目で踏ん張る。
尿道がおそらく傷ついているので、3ヶ月は傷が回復するまで自己導尿はせずに頑張りたいと思っていた矢先に現在出にくくなりつつある。
15分程は毎回踏ん張る。出にくい時は30分踏ん張る。
心が折れそうになることもある。

昨夜は残尿が怖かったため結局自己導尿した。
250の残尿だったのでひとまず安心。
4,500とか溜まってたら新膀胱が大きくなりすぎてさらに尿が出にくくなってしまうので。

正直、将来に絶望感を抱くことがある。
めちゃめちゃ踏ん張っても出ないし、鼠蹊部が痛くなっていつかヘルニアになりそうだし、痔にもなりそうだし、かと言って自己導尿をすると尿道に痛みがあり、頻繁におこなうと尿道狭窄が心配だ。
ずっと自己導尿で生活している人もいるので本来は問題ないはずだが、TURBTの際に傷ついたせいか、尿道が傷つきやすくなっているのか、やたらと痛みがあってしみる。
痛みがあっても続けて問題ないのならいくらでも自己導尿する。
ただ、慢性的に傷がついていれば治る際に瘢痕になって狭窄を起こしてしまう。
狭窄を起こすとさらに導尿しにくくなって、、、という負のスパイラルが怖い。

踏ん張っても尿は出ないし、自己導尿もやりづらいとなると排尿する手立てがなくなる。
袋小路に迷い込む
というわけでうまく自排尿でにないと落ち込む。
今この状態でこの先どうなるかは分からない。
もっと困難が待ち受けているかもしれない。

後悔ないように1日1日幸せを感じで大事に生きようと常々思っている。