「思うように売上が増えないんです」と<プラチナプラン>を申し込んでくれた生活雑貨系のセレクトショップの店主から相談を受けた事例です。
インスタグラムとは別人!?
主にインスタグラムで情報を発信していて、それを見る限りは、明るい方なんだなという印象を受けました。いざお店に行ってみるとビックリしました。ものすごく人見知りで、声も小さく、インスタ内のキャラとは、まるで「別人」だったからです。
この「違和感」に本人は気付いていませんでした。が、そこを解消しない限り、お客様はギャップにとまどい、店内の滞在時間も伸びず、売上も増えないなと思ったので、正直に伝えることにしました。本人が一番驚いていました。
無理せず「自然体」に
インスタグラムの書き方は、以前にセミナーで学んだそうです。そこで聞いたことをそのままやっていたのですが、性格までは変えられません。
無理に明るいキャラを演じても、ストレスが溜まるだけです。それなら、無理せず「自然体」でいた方がよっぽどマシです。
私も極度の人見知りなのでよく分かりますが、他人と話すこと自体が苦手です。仕事なら大丈夫ですが、プライベートではキツいです。同じような人は、日本人全体の「3割〜5割」はいるのでは?と推測しています。
小さなお店は緊張する
個人がやっている小さなお店に初めて入る時は、とても緊張します。商品は良くても、店主との相性が悪ければ、買うのをやめたり、すぐにお店を出ていったりした経験が何度もあります。
それを「回避」するために、事前情報としてインスタグラム等を見ていくのですが、そこでのキャラとリアルでのキャラがあまりにも違っていたら、ものすごく「怖い」です。
「人見知りです」と言ったら集客できた
という説明をして、インスタグラムには明るいキャラではなく「人見知りですみません」とか「人と話すのが苦手なタイプなので、どうぞ自由に見ていってください」という文言を、過去の投稿の至るところに入れてもらいました。すると、それに「反応」する人が、ポツポツと現れました。
「私も人見知りなんです」という方が来店するようになり、話しかけられることもないので、かえって落ち着いて商品が見れるという評判を得るようになりました。
店内の滞在時間が伸び、商品の説明をする機会も増え、リピーターになってくれる人も出てきました。3ヶ月後には売上が「1,5倍」に増えました。作戦成功です。
このように、ネット上で本人とはかけ離れたキャラを演じることにより、リアルで「がっかり」されたり、ギャップに違和感を覚えられてしまうということは、よくあります。それを解消するには「正直」にやることです。その方がよっぽど「好感」を持たれます。