ある占い師の方が個別コンサルに来てくれた時の実例です。「どんな人がよく来るのですか?」と聞くと「実は・・・」と言いにくそうにしています。どうしたのかなと思い、先を促すと、こんな話でした。
ある占い師の告白
「女性の経営者や暇を持て余したお金持ちのマダムがホストクラブなんかで不倫相手を見つけてきて、その子の生年月日を聞き出し、相性がどうか?ということをよく相談されるのです。しかも一人ではなく複数で、その中でどの子と深く付き合ったら良いかを占ってほしいという相談が一番多いです」とのこと。これは単純におもしろいなと思いました。
今まではアメブロを頑張ったり、インスタグラムに投稿したりと、あれこれやったそうですが、どれも「不発」に終わり、SNS自体が嫌になったそうです。
コンセプト作りとストーリーの練り方
「それならいっそのこと、ネット上に一切情報を流さないというのはどうですか?」と提案すると、目がキラッと光りました。
既にお客様はいる訳です。その人たちに「絶対にネットに書かないでください。私も一切情報を出さないようにしているので」と伝えるようにお願いしました。
人は「言うな」と言われたら、言いたくなる生き物です。その心理を活かして、集客することにしました。
不倫中の女性の間で大人気に!
予想通り、同じようなことをやっている女性経営者やお金持ちマダムの間で「噂」が広まりました。次から次へと「私も占ってほしい」という人が現れ、売上が急増したのです。
- 占うのは不倫に関することだけ
- 紹介者がいないと絶対に会わない
- ネット上には一切情報を流さない
やっていること自体は以前と変わりませんが、こういう「制限」を設けことにより、希少価値が上がり、それがブランド価値の向上にも繋がったのです。
「桁違いに稼げるように」
「昔と比べたら桁違いの金額を稼げるようになり、生活も随分と安定しました。あの時、笹野さんからの提案がなかったら絶対にこうはなってなかったと思います」と言われ、私も思わずグッときました。
真面目なコンサルタントなら絶対に提案しないようなアイデアですが、売上アップにつながり、お客様も喜んでいるので、やって良かったなと思います。こういうことを考えるのが、個人的には大好きです。