ブランディングに力を入れようと思うなら、大手企業よりも個人起業家やフリーランスの方がうまくいきやすいです。「ニッチな層」に向けて「尖った戦略」を立てれるからです。
「決裁者」が多く「広く浅い」案しかできない大手企業
大手企業には「決裁者」がたくさんいます。現場の担当者が良いなと思っても、主任、係長、課長、次長、部長、専務、常務、代表取締役(社長)の「ハンコ」や「承認」をもらえない限り、話が前に進みません。
大手企業は多数の社員や工場を抱えているので「それなりの売上」が必要です。どうしても「広く浅い」方向に行きがちです。何ヶ月も時間をかけて、結果的に「当たり障りのない案」が通ったりします。
尖った戦略が取りやすい個人起業家
個人起業家なら決裁者は一人です。そんなに多く売る必要もないので、思い切った戦略が取れます。「日本で100人くらいしか反応しないような尖ったやり方」でも、商売が成り立ちます。
大手企業の真似をして、無難で、退屈なやり方をやっている個人起業家やフリーランスが多いですが、大手と同じなら、お客様は大手の商品を買います。知名度や信頼感では勝負になりません。
売れる個人起業家やフリーランスは、大手と「真逆の戦略」を取ります。大手が嫌がったり、やりたがらない部分を見つけ出し、そこで勝負します。だから個人でも勝てるのです。
ブランディングは「見た目」より「戦略」を
「ブランディングに力を入れたいんです」という人は年々増えています。良い傾向だなと思います。個人向けのブランディング本は、ほとんどが「見た目」に特化していますが、私は「戦略」に力を入れています。
他と違うことをやると、簡単に目立つし、勝てるようになります。個人起業家やフリーランスとして長年やっていこうと本気で思うなら、方向性としては間違いなく「こちら」ですよ。