「同業者であるライバル店にどうしても勝ちたいんです」と<プラチナプラン>を受けに来てくれた、オーガニックサロンを自宅でやっている方から真剣な表情で相談されました。
「同業者のお客様が抱いている不満を、まずは書き出してみましょう」というところからスタートしました。
大手サロンへの不満を解決すれば集客できる
どんな大手サロンであろうが、お客様は「不満」を持っています。
- 広告に書いてある料金よりも結局は高くなる
- 混んでいるので対応が雑
- 次の予約が取りにくい
こんな不満があるのであれば、以下のようなことを打ち出せば良いのです。
- 明朗会計(サイトに掲載している金額以上は絶対に請求しない)
- 客数が少ないので対応が丁寧
- 次回の予約は100%確約
というように書いておけば、大手サロンに行っている人の中から「一定数」が流れてきます。
他業種にも転用可能(パン屋の例)
これは他の業種でも同じです。例えば、パン屋さんであれば、以下のような不満があります。
- A店→安いけど添加物が気になる
- B店→添加物不使用で素材にこだわっているが、味がいまいち
- C店→美味しいけど量が多すぎる
- D店→高級で気分は上がるけど量が物足りない
これは全て、私の「実体験」です。どのお店にも、長所も短所もあり、全項目において「大満足」ということはあり得ません。どんなお店でも、どんな商品でも、少しずつ、何かしら不満は出てきます。
お客様の不満を解消したら喜ばれる
これをあなたの商売にも活かすのです。同業者に対して、お客様はどんな不満を持っているのかを観察したり、実際に話を聞いてみて、その不満に対して、自分ならどう対処できるかを考えてみてください。
すぐに解決できそうなものがあれば、「私ならできますよ」と言ってあげましょう。きっと喜ばれます。
同業者を貶すのはNG
誤解してほしくないのは、同業者を「貶(けな)す」とか「悪口を言う」ということではありません。それぞれにそれぞれの顧客が付いていて、選ぶのはお客様です。
そこで「共存共栄」していくために「違い」を明確にして、お客様がやってほしいことを、あなたができる範囲でやってあげましょうね、ということです。
この方法だけで17年やってこれた
実を言うと、私は17年間、ほぼこれしかやっていません。
同業者である「女性起業家向けコンサルタント」に対する不満に寄り添い、「それっておかしいですよ?」と共感し、解決策を提示してあげると、次から次へと相談依頼が殺到します。
同業者のレベルが低ければ低いほど、この方法は有効になるので、今のうちに、あなた自身のレベルをグッと上げておきましょう。そうすれば、今より楽に集客できるようになります。