「今までに大量のビジネス本を読み漁り、高額セミナーをいくつも受講し、SNSとマーケティングの勉強をしてきたのに、売れるようになりません。一体どこに理由があるのでしょうか?」という意識高い系の人が相談に来た時の実話です。

 

悩むポイントがズレている

私にはこの人が売れない理由が、一瞬で分かりました。そもそも売っている商品が良くないのです。客観的に見て、誰も欲しがらないだろうなと思いました。それを売っている以上、どんな努力も無駄になってしまいます。

 

この人は、どこに問題があるのかが分かっていません。ポイントがズレています。その状態でどれだけ頑張っても、努力は報われません。冗談抜きで、日本人の9割以上は、こういうパターンです

 

体に例えると分かりやすいです。頭が痛いのに、胃薬を飲んでも治りません。お腹が痛いのに、塗り薬をいくら塗っても同じです。足の骨を骨折した人に、パブロンは効きません。

 

本の選び方にも問題が

本の選び方にも問題がありました。ひとりでやっている小さなビジネスなのに、グローバルに活躍する大企業の社長が書いた本を読んでいたのです。

 

なぜ読んでいるのか聞くと「本屋さんでランキング1位だったから」とのこと。こういう理由で選んでいると、いつまでも「正解」には辿り着けません。

 

やる気はあるのに、頑張っているのに、それでも報われないとすると、考えられることは一つです。努力の方向性がズレているのです。そこに気付かない限り、永遠に前には進めません。

 

「商品の見直し」が最優先

この人がやるべきことは「商品の見直し」です。誰も欲しがらない商品を売るのではなく、数は少なくても、どこかの誰かが喉から手が出るほど欲しがる商品を売ることです。そちらにエネルギーを注いだ方が、売れる可能性は高まります。

 

ビジネス本を読み漁り、高額なセミナーをいくつも受講し、SNSやマーケティングを勉強することよりも、その方が「100倍」大事です。

 

限られた時間とお金は、大事に使いましょう。売れている人というのは例外なく、そこを考えている人です。

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