歳も近いし、有名だからもちろん知っているけど、初めて読んだ金原ひとみさんの短編集。鬱になってしまった彼氏の影響でストロングチューハイ中毒に陥ってしまった主人公の一作目で「救いがないなぁ」と思い、次の作品では整形中毒の話に辟易した。読んでいると徐々に気分が滅入ってきたので、後半はほぼ飛ばし読み。顔も作品も苦手な朝井リョウの暑苦しい解説にもうんざり。そんな一冊。