名前はもちろん知っている直木賞作家だが、初めて読んだ。おもしろかった。有名な料理研究家の助手が、その夫と不倫するという設定がまず良い。10歳下のダメ夫のキャラが憎めないというか、こういう奴いるよなと思った。最後の最後に嫁の方も自分の親友と不倫していたというどんでん返しもあり、純粋にエンタメとして楽しめる。そのうち映像化されるんだろうなと思った一冊。