野村総合研究所が独自に調査・集計したデータを基に、日本人の消費動向や意識についてまとめた一冊。親子関係や結婚観、LGBTへの理解度の変化が顕著で、とにかく安いものを買う人より、価格が品質に見合っているかよく検討してから買う人が増えているとのこと。肝心の消費動向については、調査時点と今ではまた変化しているので、あくまで参考程度に見ておかないと立ち遅れる可能性大。こういうデータよりも、街に出て消費者の行動を「直接」観察した方が、よっぽど有益だなと思った一冊。