談志関連本を20冊以上書いている立川談慶さんの著書の中ではこれが一番かも。特に第二部の「談志は談慶をどう育てたか」が良い。前座から二つ目に上がるのに9年半もかかった理由を、冷静に物語仕立てで振り返っているので、師匠としての談志のリアルな姿がよく分かる一冊。