今般 経済産業省で検討されて居る


政策が明らかとなった…


それは何かと言うと…


今の電気料金体系に上乗せをする形で…


原子力発電所の新設費・維持費・廃炉


積立金の負担を追加すると云うものだ


その背景には 電力自由化により…


原子力発電所の新設の費用を確実


に回収する事が困難であるのと


共に各電力会社が新設に及び腰で有る事が


背景に有る…


国としては…「脱炭素電源」の増加


と将来の電力需要に備えるとしている


それにより…広く国民の負担増になり


そうだ…


この政策は イギリスの原発支援策


「RABモデル」を参考にしている



果たして 将来の電力需要増は見込める


のか?


甚だ疑問だ


今日 日本の人口が過去最大の86万人減


がニュースになり…


少子高齢社会に於いて


経済が縮小傾向にあり…


右肩下がりの経済なのが現状だ


尚且つ 各電力会社が原発新設


に及び腰であるのが何よりの


証拠で…


果たして…原子力発電がコスパ


が良いのか?


そりゃあ、原発新設ラッシュであった


1970代は夢のエネルギーとしての


謳い文句があった…


確かに…ウランやプルトニウムを使用


すると少量の燃料で莫大なエネルギー


を放出するので…


他の発電よりは発電に係るコスト


は僅かで済む


だが しかし 福島第一原発事故


を契機に安全基準が厳しくなり…


運用面でコスト増になっている


のではないか?


新設から廃炉までのトータルコスト


は 果たしてコスパが良いと云えるのか?


原発の安全神話が崩れ去った昨今…


一度 事故が起きると重大な危険である存在に


なったのは明らかになった…


福島第一原発事故では 最悪のシナリオ


として東日本全域にわたる放射能汚染が


広がる懸念が存在していたのは


誰もが知る事となり…


ベントによる圧力容器の減圧や


水素爆発などにより…


今でも帰宅困難地域が存在し…


立ち入りが制限されて居る


しかも 福島第一原発の立地特有


のものだが 地下水への影響もあった


今現在では キチンと対策はされて


いるけど…


事故が起こった圧力容器周辺では


高濃度の放射線により…


瓦礫の撤去も進まず デブリの始末


が出来て無い


福島第一原発の事故処理費用は


損害賠償・除染費用も含め 


23兆4,000億円


が計上されて居る


それでもコスパが良いのか?


日本全国の原子炉の稼働状況は


全部で59機ある内の運転しているのは


僅か8機…


そして 停止中なのは24機


で…27機が廃止・廃止処置中


(2024年4月26日現在)


極めつけは 国内に核ゴミ処分場


が存在しないのが現状で…


核ゴミを外国に輸出し


処分している高コスト状況である


本当に 原子力発電はトータルコストの


コスパか゚いいのか?


人材面で…核技術に精通する国内技術者


のなり手か゚減少し…


新たなる人材も確保は困難である


本当に 1970年代では次世代の


夢の技術として持て囃されていたけど…


原子力発電はどうなんだろうか?


新たに原発を新設するとなると…


その地域住民の反発や反対に遭う


のは必定で…


その建設には 建設費の増額は


ま逃れない


そこまでして…


国の電力政策として 原子力発電に


拘る意味が分からない


「脱炭素電源」もいいけど


そりゃあ 実現するのであれば


素晴らしいと思うけど…


昨今の発展後進国になり下がった


日本の現状を踏まえると


厳しい


経済発展の目覚ましい高度成長


の時代ならいざ知らず…


国民の賃金体系が低く抑えられ


今の電気料金も高く 家庭の固定費が


更に高くなるのは…


それだけ 流動費として


使用出来るお金が限られるので…


益々国民生活は窮乏し…


不況は更に続く…


失われた30年と揶揄されるけど…


こんな調子で 夢物語を見続けると


30年どころか100年になりかねない


経済産業省のお役人は…


現状の厳しさを直視し…


将来の展望も楽観視せずに


身の丈の合う国力にあった経済産業


政策を立案するべきである


どうせ 今回のこの政策も机上で…


点数稼ぎの為に立案したのだろう


もう…先進国ズラをして…


カッコ付けの行政は止めた方が良い


もう世界に誇れる先進国である


日本国ではないのだから…


電力政策の失敗を認めて 謝罪してから


初めて国民に頭を下げ負担をお願いするのが


スジ…


それが出来ないのであれば


経済産業省の現状の予算内で…


「脱炭素電源」政策を補助金として


電力各会社に交付する形で為せば良い


国民の財布は青天井では


決して無い


そのことだけは 経済産業省の


お役人は認識をしなければならない


明治以来 日本のインフラはイギリス


に倣い整備してきた歴史がある


だからといって この日本国は


イギリスでは無い…


日本は日本の現状を踏まえ…


日本の歩みをするしか無い


ましてや国際社会に「脱炭素社会」


を自負するだけの国力や経済力は


もう残されていない…


泥臭く…貧困にあえぐ国民生活を


豊かにする事だけを考える必要


が在るだけ…


今回の原子力発電の新設絡みの電気


料金の上乗せは検討中かも


知れないけど 白紙に戻す事を


オススメします


追記 原子力発電は耐用年数が40年


と短く 利益を産む前に廃炉に追い込まれ…


採算性の取れない経営に


お荷物的な代物なのでは?