中村けんです
東幡豆小学校で行われた、仮説実験授業(理科)の公開授業を見学させていただきました
「仮説実験授業」という言葉を初めて聞く方もいると思いますが、仮説実験授業研究会のサイトによると、「科学上の最も基本的な概念や原理・原則を教えるということを意図した授業」とあります
この説明だけだと、なかなかイメージが湧きにくいと思いますので、「授業書」というものに書かれている流れを以下に記します。
1.授業書を読む
2.選択肢を選ぶ
3.予想分布を黒板で集計する
4.理由の発表をする
5.討論をする
6.実験で確かめる
7.感想文を書く
8.テスト
9.授業の評価
何となくイメージを掴んでいただけたかと思います
実際の授業では、子どもたちがとにかく主体的な姿勢で積極的に授業に臨んでいるのが印象的でした
近年、文部科学省は「アクティブ・ラーニング」という主体的・対話的で深い学習を推奨していますが、その理念にも通じるもので、それが半世紀以上も前からあったということに、正直驚きました
また、今回の公開授業を担当した先生の教え子の中には、高い問題意識と行動力でまちづくりや社会活動に励んでいて、学生時代に受けた仮説実験授業が今の自分の原動力になっていると教えてくれた若者もいます
授業の準備をする先生方のご苦労は察して余りあるところですが、生き生きと学習する子どもたちの姿に心打たれ、非常に有意義なひと時となりました