中村けんです
西尾駅前の新たなシンボルにもなっていたBOX PARKエキニシが、9月16日をもってフィナーレを迎えました
このコンテナは仮設の工作物という位置付けのため、法的に1年以上の設置が認められず、このタイミングでの終了とさせていただきました
本事業については、大きく2つの側面があります
1つ目は、賑わいの創出です
西尾駅周辺については、17万都市の玄関口としては寂しいという声が多く、賑わいの創出が長らくの課題でした。
BOX PARKに加え、まちなか賑わいパートナーシップ制度(市有地を無償で貸し出す実証実験)やおいでっきでの取り組みが相乗効果を生み、駅前に新たな賑わいが生まれたと認識しています
2つ目は、商業の振興です
西尾市は、製造業を中心として生み出された富の多くが市外に流出しており、市内での消費を増やすことが構造上の課題となっています。
また、中心市街地では空き店舗が増える一方、貸し手と借り手のマッチングが上手くいかなかったり、商売をやりたいと考える人がいきなり店舗を持つのはハードルが高いという事情もあります
そのような中で、お試し出店の意味合いも持つBOX PARKは、将来的な商業の担い手確保の意味で一定の役割を果たすことができたと考えています
BOX PARKについては、これで一区切りとなりますが、今回の取り組みを通じて得ることができた知見や経験を中心市街地の商業基盤整備にどう繋げていけるかが今後の課題になります。
行政としてしっかり汗をかきながら、官民連携して民間の知恵やアイデアを活かし、起業や出店のチャレンジを応援できる新たな取り組みを考えていきたいと思います
長らくの間ご愛顧いただき、ありがとうございました