中村けんです
厳しい経営状況に置かれている名鉄西尾・蒲郡線(にしがま線)については、令和3年度から令和7年度までの運行継続が決定しています
コロナ禍による外出自粛やテレワークの増加などで公共交通機関の利用者が減少する中で、今一度地域におけるこの路線の役割や重要性について考え、存続を願う蒲郡市と西尾市双方の考えを再確認し、新たな利用促進策を考えるきっかけにするため、鈴木蒲郡市長とのトップ会談を行いました
にしがま線は、基幹的な公共交通機関であり、両市にとっての生命線であることは一致しています
特に、運転免許を保有していない学生にとっては重要な役割を果たしており、市内の高校でいえば、西尾高校、西尾東高校、鶴城丘高校については全体の1割強、吉良高校に至っては全体の3割強の生徒がにしがま線を利用して通学しています。
これまで、パークアンドライドを推進するための駐車場の整備、ウォーキングイベントの開催、駅周辺の公共施設の利用料割引、運賃の補助などを行政として行ってきましたが、こうした取り組みに加え、新たな視点で新たな利用者の掘り起こしをしていかないと、今後利用者数者が伸び悩んでいくのではないかと考えています
昨日のトップ会談では、蒲郡市からは、観光部局との連携の強化や映画ロケとの連動について提案がされました
一方西尾市からは、電車の利用が手段ではなく目的となる観点や、まちづくりとの連動性の観点から、車内でのコンサート開催や食事会が可能となる貸切列車の運行や、電車の利用も考慮に入れた公共施設の整備について提案をしました
名鉄からの協力が不可欠となりますが、にしがま線存続のため、三者での連携を密に取りながら、新たな取り組みを順次行っていきたいと考えていますので、よろしくお願いいたします