中村けんですニコニコ

 

 

昨日の定例記者会見において、令和3年度の当初予算案を発表しました上矢印

 

 

 

 

 

 

いわゆる「予算」といわれる一般会計の予算額は589億4,000万円、特別会計や企業会計など他の会計も含めた全体での予算総額は1,124億7878万円で、過去最大の予算規模となりました。

 

 

 

普通交付税の縮減がさらに進む上に、新型コロナウイルス感染症が市民生活にもたらしている甚大な影響により、例年をはるかに上回る厳しい財政状況となっています。

 

 

こうした苦境の中でも、重点施策である防災・減災対策、安心して子育てのできる支援施策の充実はもとより、新型コロナウイルス感染症対策や、業務効率を高める行政のデジタル化、少子高齢化・人口減少社会の到来を見据え企業誘致の推進による歳入確保・雇用拡大・定住促進を図ってまいりますグッ

 

 

また、合併10周年を記念する各種事業や「ワクワク西尾創生予算枠」を実施し、夢や希望の持てるワクワクする西尾市の創生に努めますキラキラ

 

 

その一方で、将来負担の軽減、財政規律の維持向上を図るべく、あらゆる事務事業をゼロベースで調査するなど経費削減を徹底するとともに、国・県補助金の積極的な獲得、交付税措置等できるだけ有利な条件での起債の活用、ふるさと納税制度の一層の推進等により、財源確保に努め、市民サービスの低下を招かないように配慮しています。

 

 

 

以上、令和3年度は、市を挙げて合併10周年を祝い、結束をさらに強固なものとしてコロナ禍を克服するための予算としていることから、「合併10周年、ONE NISHIOでコロナ禍を克服しよう予算」と命名しましたひらめき電球

 

 

 

 

新年度の主な事業について、この場でいくつか紹介させていただきますので、よろしくお願いいたします音符

 

 

宝石赤合併10周年記念市民公募事業(1,000万円)

 

令和3年度に合併10周年を迎えるにあたり、市民自らが合併10周年を記念して主催する事業への支援を通じ、市民と共に合併10周年を祝うものです。

 

市内在住、在勤または在学している者を有する活動団体または法人が主催する合併10周年に特化した事業に対し、1事業100万円を上限に補助します。

 

 

宝石ブルー津波避難タワー整備事業(4億8,449万円)

 

近くに津波一時避難所として利用できる高い建物がない地区で、高齢者など浸水想定区域外までの長距離の避難が困難な方の命を救うため、10基の津波避難タワーを整備するものです。

 

令和3年度は、一色町生田地区及び吉良町大島地区の2か所を整備し、令和4年度に整備を行う一色町千間地区の用地を購入します。

 

なお、各施設を地域に身近で親しみのあるものとするため、地元の子どもたちから愛称を募集し、看板を掲出する予定です。

 

 

宝石緑中野郷保育園建替事業(2億2,353万円)、西野町保育園改築事業(2億9,768万円)、福地北部保育園建替事業(1億7,360万円)、吉田・離島保育園の統廃合に伴う移転新築事業(6,402万円)、miraiと~ぶこども園建替事業(3億1,842万円)

 

建物の老朽化が進んでいる園舎の建替え等を行うものです。

 

西野町保育園は民設民営施設として運営を開始し、既存園舎を解体します。

 

公設民営園である中野郷保育園、福地北部保育園、miraiと~ぶこども園は民設民営施設とし、公設公営施設である吉田・離島保育園は統合して民設民営の幼保連携型認定こども園といたします。

 

いずれも、設置主体に対して補助を行っていきます。

 

 

宝石紫吉良学校給食センター改修事業(7億944万円)

 

栄養のバランス、栄養摂取量、食べやすさを考えた食材の大きさが年齢により異なるため、小中学校と保育園の給食は別に調理することが望ましいことから、小中学校及び保育園の双方の給食を提供している吉良学校給食センターを改修し、一色地区・吉良地区・幡豆地区の保育園・幼稚園専用の給食センターに改修するものです。

 

 

宝石赤市民と協働するまちづくり推進事業(2,443万円)

 

「学生チャレンジ企画」で提案されたアイデアをもとに、西尾駅のペデストリアンデッキを、若者をはじめ多くの人が集まる新たな賑わいの空間として整備するもので、今年10月にオープンを予定しています。

 

 

宝石ブルー合併10周年記念イベント開催事業(750万円)

 

全国的に有名なアイドルグループ「ももいろクローバーZ」のコンサートを開催し、会場周辺で、抹茶、うなぎ、えびせんべいを始めとする特産品の販売や観光パンフレットの配布を行います。

 

その他、新たな西尾の冬の風物詩となるよう、歴史公園を会場としてイルミネーションやプロジェクションマッピングなどの誘客イベントも併せて実施していきます。

 

 

宝石緑フルマラソン開催事業(4,000万円)

 

西尾市の一大スポーツイベントとして、令和4年3月にフルマラソン大会「にしおマラソン」を開催するため、開催準備及び運営を行う大会実行委員会への補助を行うものです。

 

マラソンを通じたスポーツの振興を図るとともに、県内外から数多く訪れる参加者、関係者に対し、西尾市の様々な魅力を存分にPRし、観光客の誘致や経済的な波及効果等、地域全体の活性化を図ります。

 

 

宝石紫スポーツまちづくりビジョン2040策定事業(658万円)

 

市民の活動ニーズに合わせた施設を整備し、活発なスポーツ活動ができる環境を整備するために、整備計画の目標年度を2040年度とするスポーツを核としたまちづくりの推進に向けて、2か年かけて「スポーツまちづくりビジョン2040」を策定するものです。

 

3年度は、施設の利活用に関するアンケート調査等を実施し、個別施設計画との連携を検討し、庁内会議等によりスポーツ振興の方針案を作成します。

 

 

宝石赤駮馬瀬戸地区工業用地開発関連事業(5億3,107万円)

 

デンソーの新工場進出に伴う開発関連事業です。

 

スポーツ振興課の体育施設基本設計業務、商工振興課の工業系用地開発関連業務、土木課の交通安全対策工事、市道善明12号線道路改良工事などを実施していきます。

 

 

宝石ブルーイングリッシュキャンプ事業(405万円)

 

中学生海外派遣事業の代替事業として、小中学生が外国語指導助手であるALTと英語漬け、すなわちオールイングリッシュで共に活動することにより、英語に対する自信と興味、関心を高め、異文化体験を通して相互理解の大切さを学ぶものです。

 

中学生がALTと佐久島の民宿で2泊する宿泊型と、小学生がALTと公共施設で一日交流する日帰り型の2つの事業を計画しており、対象者は、宿泊型が中学2年生・3年生60人程度、日帰り型が小学5年生・6年生200人程度を予定しています。

 

 

宝石緑子ども・若者育成支援事業(2,000万円)

 

ひきこもりやニートなど、社会生活を円滑に営む上で困難を有する子ども・若者を包括的に支援するもので、そのネットワークとして、昨年12月に西尾市子ども・若者支援地域協議会を設置しました。

 

協議会では、各関係機関の相談情報の共有や支援内容の調整などを行い、関係機関が連携して支援していくことを目指しています。

 

また、子ども・若者及びその保護者などから相談を受け、修学、就職または生活の支援に繋げるための子ども・若者総合相談センターを設置します。

 

これにより、相談窓口を一本化するとともに、協議会のネットワーク機能に実効性を持たせます。

 

子ども・若者総合相談センターについては、近隣で最も充実した支援体制を整えていきます。