中村けんですニコニコ

 

 

昨日から始まった市議会6月定例会において、小中学校の児童・生徒へのタブレット端末を整備(1人1台)するための補正予算案を上程させていただきました!

 

 

これは、国が提唱するGIGAスクール構想を実現していくための予算措置です。

 

※GIGA=Global and Innovation Gateway for All

 

 

 

 

 

 

そもそもGIGAスクール構想とは何かというと、一言でいえば、「児童生徒向けの1人1台端末と、高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備し、多様な子どもたちを誰一人取り残すことのなく、公正に個別最適化された創造性を育む教育を、全国の学校現場で持続的に実現させる構想」のことをいいます(こちらのページから引用)ひらめき電球

 

 

 

これからの時代、情報通信機器を操作する技術(ITスキル)は欠かすことのできない要素の一つであり、西尾市としてもGIGAスクール構想の趣旨に賛同していますが、その一方で、この構想を実現していくためには多額の予算を必要とします。

 

 

その主たる部分は、高速大容量の通信ネットワークの整備とタブレット端末の整備で、今回の補正予算案でいうと、各学校におけるネットワークの整備として約6億円、タブレット端末のリース料(半年分)として約2億円を想定しています。

 

 

 

タブレット端末の整備について補足させていただくと、本体価格のみでなく、バッテリー交換代、機器保守、保守サポートなども含めると、1台当たり約14万円かかり、小中学校の児童・生徒数が約15,000人なので、全体で約21億円の経費が必要となり、これを5年間のリース契約としていく予定です。

 

 

もっとも、ネットワークの整備や端末の整備に係る経費のすべてを市の財源から捻出するわけでなく、ネットワークの整備にかかる経費の半額と、端末1台につき45,000円について、国からの補助を見込んでいます。

 

 

 

なお、リース契約に当たっては、愛知県が実施する共同調達に参加する予定のため、金額については予算額より下がることも期待されます。

 

 

また、児童・生徒のみなさんに使用してもらう端末については、教育委員会内で検討組織を立ち上げ、共同購入をしていく中で愛知県より示された候補の中からiPadを選定しましたスマホ

 

 

 

今回、新型コロナウィルスの感染拡大によってオンライン授業の需要が高まっていることに加え、来年度以降は国からの補助が見込めない状況にもあるため、3年程度で整備していく計画を前倒し、今年度で一気に1人1台の整備を進めることといたしました上矢印

 

 

しかし、いくらハードを整備したとしても、ソフトも充実させることができなければ、真の意味で子どもたちにとって有用な事業とはなりませんアセアセ

 

 

学校内における新型コロナウィルス対策も大変な中ではありますが、GIGAスクール構想の実現に向け、教育委員会の方でソフト面での検討を進めていっていただく予定ですので、よろしくお願いいたしますグッ