中村けんです。

 

 

4月4日(土)、西尾市内において2名の新型コロナウィルス感染者が確認されました。

 

 

県の発表によれば、1人目は50歳代の女性で、2人目は20歳代の男性です。

 

 

※住所や家族構成等の詳細については、プライバシー保護の観点から、西尾市も報告をいただいておりません。

 

 

 

これを受け西尾市では、西尾保健所長にも出席いただき、臨時の対策本部会議を開催いたしました。

 

 

対策会議での決定事項は次の通りです。

 

1.西尾市主催の行催事については、5月10日(日)まで原則として中止します。

 

2.屋内公共施設については、5月10日(日)まで原則として休館します。

 

3.幼稚園については4月8日(水)から、小学校及び義務教育学校については4月6日(月)から、中学校については4月7日(火)から再開いたします。

 

 

 

市民の皆様におかれては、ご心配、ご不便をおかけしますが、今一度気持ちを引き締め、一人ひとりができる手洗い、消毒、咳エチケットなどを徹底していただくとともに、不要不急の外出を避け、感染防止に努めていただきますようお願いいたします。

 

 

 

 

なお、小中学校の再開については、愛知県が再開方針を出している一方で、市内の感染者が今回確認されました。

 

 

非常に難しい判断ですが、学校再開に当たっての西尾市(西尾市教育委員会)の考え方について、以下にお示しさせていただきます。

 

 

 

学校休業については、文部科学省から4月1日に通知された「新型コロナウィルス感染症に対応した臨時休業の実施に関するガイドライン」をもとに判断することとなります。

 

 

そして、臨時休業は以下の場合に行います。

 

 

①児童生徒等又は教職員の感染が判明した場合

 

この場合、「学校における活動の態様」、「接触者の多寡」、「地域における感染拡大の状況」、「感染経路の明否」について、教育委員会が保健所と確認し、これらを総合的に考慮し、必要があると認めた場合、学校の全部または一部の臨時休業をすることとなります。

 

 

②地域における新規感染者数や感染経路が明らかでない感染者が急増等(感染拡大警戒地域)した場合

 

この場合、首長が地域全体の活動自粛を強化する一環として、教育委員会に臨時休業を要請することとなります。

 

 

 

西尾市の現状については、①と②のいずれにも該当いたしません。

 

 

 

そして、西尾保健所からの情報では、児童生徒や教職員に感染者や濃厚接触者はいない状況にあります。

 

 

判明した場合については、西尾保健所から西尾市教育委員会に情報が入ります。

 

 

 

以上のことから、現状では安全が担保されていると考えられ、学校再開という判断を維持することとさせていただきます。

 

 

 

なお、学校再開に当たっては、密室・密集・密接の3条件を徹底的に避けるように教育活動を工夫し、子どもたちの安全を最優先した対応を行ってまいります。

 

 

また、児童生徒または教職員の感染が判明した場合については、感染者が最後に出席・出勤していた日の翌日から概ね2週間、当該校を臨時休校とし、児童生徒または教職員が濃厚接触者と特定された場合については、臨時休校とはしないものの、いずれの場合も保健所の指導に従いながら適切に対応してまいります。

 

 

それに加え、児童生徒本人または同居の家族内で陽性反応が出た場合、児童生徒本人または同居する家族の中に濃厚接触者が出た場合、児童生徒本人または同居する家族が感染の疑いによって自宅待機を要請された場合には、速やかに学校まで連絡していただくよう、各家庭に情報提供のお願いをしております。

 

 

 

その他学校教育活動における詳細については、こちらをご覧ください。

 

 

 

 

子どもたちの命を守ることが最も重要であることは言うまでもありません。

 

 

その一方で、子どもたちの心身の健康面や学習面を考えると、学校再開が望ましいといえます。

 

 

子どものことを第一に考えての判断でありますので、何卒ご理解いただきますようお願いいたします。