中村けんですニコニコ

 

 

本日、岡崎西尾地域広域化ブロック会議が岡崎市役所で開催され、次期広域ごみ処理施設の建設予定地について、現西尾市クリーンセンター敷地とすることに合意がなされました!

 

 

 

 

 

 

いきなりこんなことを言われても、いまいちピンとこない方も少なくないと思いますので、ここに至るまでの経緯について補足させていただきますひらめき電球

 

 

平成7年頃より、ごみ焼却炉からのダイオキシン発生が社会的に問題視されるようになり、ごみ処理に伴うダイオキシン類の排出削減が求められるようになりました。

 

 

そして、平成9年に国から「ごみ処理の広域化計画について」という通達が出され、ダイオキシン削減対策、リサイクルの推進、最終処分場の確保対策、公共事業のコスト縮減等の問題に対応するため、ごみ処理の広域化計画を策定することが都道府県に求められました。

 

 

 

それを受けて愛知県では、「愛知県ごみ焼却処理広域化計画」が平成10年に策定され、県内を13ブロックに区割りし、1日当たりの焼却能力300トン以上の全連続炉への集約を目指すこととなりました。

 

 

岡崎西尾ブロックでは、岡崎市、西尾市、幸田町、一色町、吉良町、幡豆町の2市5町で構成される岡崎西尾地域広域化ブロック会議が平成11年に設置され、平成17年には「岡崎西尾ごみ処理広域化計画」が策定されました。

 

 

 

平成25年には、次期施設更新に向け、現在の状況におけるごみ発生量の見込みを推計し、その数値に基づく新施設の処理能力や施設更新時期を平成37年度以降で検討・協議していくこととする「岡崎西尾地域ごみ処理広域化計画」の見直しを行い、翌年には平成42年度に岡崎氏八帖クリーンセンター1号炉及び西尾市クリーンセンターを統合した広域新施設の供用開始を目指すことが確認されました。

 

 

その後、各市町で広域新施設の立地場所の候補地を選定するための適地選定業務を行い、最も点数の高かったそれぞれの各候補地の中から、以下の理由により現西尾市クリーンセンター敷地が最有力候補地となりました。

 

1.存続する岡崎市中央クリーンセンターの施設能力を考慮すると、広域新施設で処理が必要なごみ量は、概ね、岡崎市(幸田町含む):西尾市=1:2の比率となり、西尾市から発生するごみ量が多いこと。

 

2.平成30年度「岡崎西尾地域ごみ処理施設適地選定業務」において、現西尾市クリーンセンター敷地が最も高い評価となったこと。

 

3.平成28年度「広域新施設立地場所選定に係る調査業務」において、現西尾市クリーンセンター敷地内で、1日300トン規模の焼却施設の建て替えが可能であるという結果が出ていること。

 

4.現西尾市クリーンセンターは隣接地に温水プールがあり、ごみ焼却処理により発生するエネルギーの有効活用として、発電だけでなく余熱利用等の選択肢が増えること。

 

 

 

以上のような経緯があり、この度、現西尾市クリーンセンター敷地が次期広域ごみ処理施設の建設予定地となりましたが、広域化に伴うごみ搬入車両の増加や環境負荷の増大などを心配する市民の声も少なくありませんアセアセ

 

 

このような心配を払拭するため、環境影響評価(環境アセスメント)などの各種手続の際には、市民からの意見を十分にお聞きし、それらを踏まえて環境保全の見地からより望ましい事業計画にしてまいりたいと考えておりますのでよろしくお願いいたします上矢印