中村けんです
先日、福地南部小学校で行われた、わた集会に参加させていただきました
西暦799年、今の福地南部に位置する天竹町に崑崙人(こんろんじん)が漂着し、日本に初めて綿を広めたと言い伝えられています
そして現在、天竺神社では、綿の種を伝えた崑崙人を神として奉り、毎年10月に綿祖祭が開催されています
こうした歴史的な経緯を踏まえ、福地南部小学校では総合的な学習の時間に「わた」の単元が設定されるとともに、3年生から6年生の全員が一人一鉢で綿を育てていたり、委員会の中に「わた委員会」があったりと、非常に地域的な特色ある学習が行われています
この度お邪魔したわた集会は、わた委員会が企画・運営しているもので、大きな綿を栽培した児童を表彰する「わた栽培コンクール」、わた委員会メンバーによるクイズ大会、実際に綿を使って糸を紡ぐ「糸つむぎ大会」など、趣向を凝らした内容になっており、子どもたちも終始楽しそうに参加していました
子どもたちが成長していくにつれ、自分とは異なる地域、自分とは異なる国で生まれ育った人と接する機会が増えていきます。
その時に、生まれ育った国や地域のことについて、自分の言葉でしっかり表現できることが大事であり、そのためにも、地域性ある文化や伝統に子どもの頃から馴染むことができる、こうした取り組みは素晴らしいと思いました