中村けんです
「神谷傳兵衛」復刻本記念パーティーが、西尾コンベンションホールで開催されました
神谷傳兵衛(かみやでんべい)は、現在の一色町松木島で生まれた実業家であり、浅草にある神谷バー(洋酒バー)や、牛久市にあるシャトーカミヤ(ワイン製造所)を創設するとともに、三河鉄道(現在の名鉄三河線)の社長として経営再建を果たした人物でもあります
今でこそ廃線になってしまいましたが、名鉄三河線の松木島駅は、彼の功績をたたえ、1949年まで「神谷駅」という名称でした
また、勝海舟や山岡鉄舟、板垣退助などとも親交があったようで、言ってみれば、日本の近代化や西三河地域の近代化を語るうえでなくてはならない人物の一人です
しかし、「神谷傳兵衛」という名前は知っていても、詳しい功績は知らない、また、そもそも名前自体も知らないという声が地元でも多かったのが事実です
そのような中、西尾市出身で任天堂販売株式会社の会長を務める、味岡源太郎さんが、神谷傳兵衛の功績を多くの方に知ってもらいたいという想いの下、坂本箕山が書いた本書を復刻本という形で出版されました
西尾市にも多数ご寄贈いただきましたので、学校教育の場などを通じ、子どもたちにその功績を伝えていくとともに、郷土の偉人として、僕自身も広くPRしていきたいと思います
なお、復刻本の「神谷傳兵衛」については、こちらから購入できますので、よろしくお願いいたします。