中村けんです
今回、ご縁をいただき、県の施設である矢作川浄化センター(下水処理施設)の見学会に参加させていただきました
というのも、アサリや海苔をはじめとする三河湾における漁業が、大変苦境に立たされているからです
その原因として、アサリに寄生するカイヤドリウミグモの存在、海が貧酸素状態であることなどが考えられるのですが、それ以外にも、海がきれいになりすぎている(海の栄養不足)ということもあります
そのため、今年の11月から、浄化センターで放流する水のリン濃度を上げるという試みがなされています
リンは栄養素なのですが、この濃度を高くすることで、兵庫県ではノリの色付きが増したという例がありますし、また、アサリのえさとなるプランクトンが増えることも期待されます
特にアサリについては、近年、漁獲量の落ち込みが激しく、西尾市としても喫緊の課題であると認識していますので、今回の試みにより成果が出ることを願うばかりです