中村けんです
毎年、8月26日・27日の両日、一色町の諏訪神社で三河一色大提灯まつりが行われます
そして、8月5日のブログで紹介させていただいた通り、今年は、大提灯を上げるツアーが実施されるということで、僕も参加してきました
大提灯まつり自体には、これまで何度も行っていますが、時間帯はいつも夜で、提灯を眺めたり、夜店で食べ物を買ったりというのがメインでした
夜の大提灯まつりは、言ってみれば「静」の祭りです
それに対して、26日の朝方行われる、提灯を揚げるまでの行程は、言ってみれば「動」
大変ダイナミックな大提灯まつりを体験できました
では、この場を借りて、ツアーの様子を紹介させていただきます
大提灯まつりでは、間浜組、上組、中組、大宝組、宮前組、諏訪組の6つの組が、それぞれ提灯を2張りずつ揚げるのですが、今回お世話になったのは、上組のみなさんです
ツアー参加者は、素人の集まりだったにも関わらず、嫌な顔一つせずに、丁寧に一つひとつ教えてくださいました。
本当にありがとうございました
朝一に現場に行くと、柱だけが立っている状態
以前は、柱を立てるのも組の方々が人力でやっていたのですが、現在は、重機を使って柱を立てているそうです。
提灯を揚げる前に、まず、屋根型の覆(おおい)を作ったり、柱に太い縄を通します
柱に上るのは、高所恐怖症の人には無理っぽいです
ちなみに、覆の中はこんな風になっています
暑い中での活動となるため、子どもたちが大きな団扇であおいでくれます
これが、めちゃめちゃ涼しい
覆ができたら、カグラサン(万力)を使いながら縄を巻き取り、少しずつ覆を揚げていきます
覆に人が何人も乗っているせいか、これがキツイのなんの
特に、一番やりがいのある持ち場をやらせていただいたので、腰がバキバキです・・・(笑)
覆を揚げるのが完了したら、次は提灯です。
提灯も、カグラサン(万力)を使って揚げていきます
そして、全部の組の提灯が揚がり終わると、よく見る大提灯まつりの光景になります
この間、約2時間30分
地元の方々に指示をいただきながら、みんなで協力してやってきただけに、感動もひとしおです
僕たちツアー参加者は、ここで失礼させていただき、昼食の場へ
昼食は、一色名産のウナギと、手作りのカニ汁
疲れた体にはたまりませんね
今回、ツアーに参加し、大提灯を揚げるところから携わることで、地元の方々とコミュニケーションを取りながら、本当に貴重な経験をさせていただきました
見る祭りも楽しいですが、一緒に作り上げる祭りもまた違った楽しさがあります
なかなか一般受けする類のツアーではないかもしれませんが、地元密着のこうした企画は、今後も続けていってほしいなと思います