中村けんです
昨日、今年から会員になった、ワークショップ「愛シティにしお」に参加してきました
愛シティでは、「まちづくり」、「人づくり」の観点から、毎回(第2火曜日)タイムリーなテーマがピックアップされるのですが、今回のテーマは「西尾市民病院がもっと愛着のある病院になるために」
まずは冒頭、元厚生労働省医政局地域医療計画課の課長補佐の経験をお持ちで、現在は非常勤で西尾市民病院の産婦人科医師も務めていらっしゃる広澤友也氏から、医療提供体制のこれまでとこれからについてお話しいただきました。
要点としては、今後は、急性期中心ではなく、高齢化に伴う医療・介護需要の増加や疾病構造の変化に応じた医療提供体制になっていくとのことで、市民病院職員OBでもある僕としては、大変興味深い内容でした
広澤氏からの講話の後は、グループになってのワークショップ
市民病院がもっと愛着のある病院になるためにはどうすればよいか、参加者みんなで知恵を出し合いました
そして、具体的には以下のようなアイデアが出てきました
すぐに異動にならないよう、医師の勤続期間を長くする
医師が、パソコンの画面を見るのではなく、しっかり患者の顔を見て診察する
医師を増員してお産ができるようにする
食堂でフランス料理を食べれるようにする
保育園の母の会や老人会などの集まりに出向き、病児の対応や糖尿病の予防等の出前講座を積極的に展開する
西尾市民病院は、毎年10億円以上の税金が投入されているにもかかわらず、億単位の赤字が出ています
病院職員が知恵を出すことが必要なのは言うまでもありませんが、今回のように市民も一緒に考える機会を作ることも、大事なことではないでしょうか