7月29日・30日に東京の早稲田大学日本橋キャンパスで開催された、マニフェストサミットに参加してきました
このサミットを主催するのは、ローカル・マニフェスト(地方版のマニフェスト)によって地方から政治を変える活動をしている、早稲田大学マニフェスト研究所で、僕自身は今回初めて参加させていただきました。
概要は、以下の通りです
サミットは、元三重県知事で、早稲田大学名誉教授、そしてマニフェスト研究所の顧問を務められている、北川正恭先生の講演で幕を開けました
地方議会が変わるためには、外からの作用ではなく、内側から変えていくしかないとのこと。
やはり、議員一人ひとりの自覚が一番大事です
また、自分自身も常々感じていることですが、これからの時代は、利益の分配でなく、負担の分配が議員の役割となるとの言葉が印象的でした
甘い言葉だけ囁いているのでは無責任ですし、財政状況の厳しい中で、いかにして住民のみなさんにご負担いただく部分を理解していただくか、説明能力が重要になってくると思います。
続いて、議会改革度調査の結果報告が、僕と同姓同名である、マニフェスト研究所事務局長の中村健先生よりありました。
西尾市議会でも議会改革に取り組んでいますが、正直、まだまだのところもたくさんあります
特定のことを成し遂げたら終わりという姿勢でなく、根気強く、継続して取り組んでいく所存です。
懇親会では、中村健先生と一緒に写真を撮っていただきました
僕の中では、夢のツーショット(笑)
議会事務局(市や町の職員)のみなさんのぶっちゃけトークが聞けたパネルディスカッションは、大変有意義でした
議員の御用聞きになるのではなく、議員のパートナーであり軍師である存在という言葉がパネリストの方からありましたが、まさにその通り
議会がその機能を十分に発揮していくためには、議員一人ひとりの頑張りに加え、議会事務局のみなさんの力添えもなくてはならないものだと考えています。
「筆談ホステス」としてニュース等で報道された斎藤りえ議員を始め、それぞれの選挙区でトップ当選をされた5名の議員による、政策の伝え方の先進事例紹介もありました
年齢が若いことや、知名度があることなどは確かに大きな武器ですが、それだけで当選できるほど楽な時代ではなくなってきていると感じています
自分なりに工夫した政策の伝え方を発表してくださった、それぞれの議員が本当に魅力的で、すごく啓発されるものがありました
大事なのは不断の努力
今回学んだことを参考にして、これからの自分自身の議員活動にぜひ活かしていきたいと思います。
2日目に行われた、千葉市の熊谷市長、川崎市の福田市長をお呼びしてのパネルディスカッション
テーマは「公民連携でつくる政策の力」でしたが、議会と行政の関係のあり方にも話題は及び、青年市長ならではの率直なご意見を伺うことができました
お二人の意見を伺って感じたことは、官と民の関係についても、議会と行政の関係についても、そもそもの原則論を重視することの大切さです。
目先のことばかり見ていると結論が出ないことでも、原則を重視した考え方をすれば、結論を導き出せることも往々にしてある、そんな気がします
上記以外にも、議会改革の先進事例の紹介、参加者の選挙ポスターの中でどれが一番よいかの投票、未来の有権者に意識調査をした結果の発表、地方創生の現場から見た課題など、内容盛りだくさんでした。
そして何より、とにかく集まった議員のみなさんの志が高い
大変刺激を受けた2日間となりました