中村けんです
7月15日(水)から3日間の日程で、市議会の会派のみなさんと一緒に行政視察に来ています
今回の行き先は3か所で、視察内容は以下の通りです。
広域防災拠点としての道の駅の活用
オガールプロジェクトについて(官民連携のあり方)
生活支援から見た震災復興状況
1日目の視察先は、岩手県遠野市にある、道の駅「遠野風の丘」
内陸部と沿岸部を結ぶ交通の要所に位置し、全国モデル道の駅にも選定された遠野風の丘は、東日本大震災の際に、自衛隊や救急隊の支援拠点として機能し、現在は、岩手県広域防災拠点配置計画の広域防災拠点として位置づけられています
南海トラフ大地震で大きな被害が想定される西尾市においても、道の駅をうまく活用できないかと考え、視察をさせていただきました。
駅長さんのお話では、当初から防災拠点としての機能を期待されて整備されたわけではなく、震災前は、防災訓練も一般的な内容のものだったそうです
しかし、日頃からインフォメーション機能の充実に力を入れるなど、人が来やすい環境・集まりやすい環境づくりに力を入れており、「風の丘に行けばなんとかなる」という意識を多くの方が共有していたことが、震災時に大きな助けとなったのではないかということでした
被害を想定し、最小限に抑える努力をしていくことが大事なのは言うまでもありませんが、極限状態でものをいうのは、やっぱり人と人とのつながりなんだと思います
ハード面とソフト面の双方の観点から、震災に備えた取り組みを進めていくことの重要性を改めて認識した、1日目の行政視察でした。
遠野市が力を入れているインフォメーションコーナー。
専門の職員を配置しているそうです。
地元住民の方々の作品を展示するコーナーも。
人が集う環境づくりの一環でしょうか。
少し形が違いますが、西尾市の道の駅と同じく、風車がシンボルです!